ムッシムシの不快指数高めな梅雨時期が過ぎ、今度は毎日が暑い。
オーディオ以外の趣味の時間が作れておらず運動不足まっしぐらなので、お外にくり出したい所ですが、暑いの嫌いな僕には腰重めでございます。
休憩時にサクッと更新できるインスタも、よろしくお願いします。
しらちゃんのオススメ楽曲
・上原ひろみ – Blue Giant 48kHz/24bit 2023/02 リリース
ジャズピアニスト/作曲家の上原ひろみが音楽を担当したジャズアニメ「BLUE GIANT」のサウンドトラック。心を音で表現し、奏者同士が繋がり合うジャズの魅力を多くの人に広めたアニメと連動する1枚。上原ひろみのファーストアルバム「Another Mind」冒頭曲 ”XYZ” のSonicwonderバージョンから始まる新譜「OUT THERE」が2025/04にリリースされておりますが、このアニメをきっかけに上原ひろみさんの音楽に触れた方も多いと思うので、あえてこの1枚をピックアップ。
インストール車両
本日はトヨタ 80系ボクシィ。
ファミリーカー用途や、大きな荷物を運ぶ用途の車として使用している方が多いだろうお車です。この記事ではファミリーカーとして。という名目で書いていきますね。
当店でもファミリーカーへのカーオーディオ施工は沢山やってきましたが、TOPに位置するお悩みは、音を良くしたいけど空間を削るカスタムはNG。
人間が乗る。荷物を載せる。この目的から大きな車を選んでいる方が殆どなので、やはりそこは削れないわけです。
でも音は良くしたい。
不満なく、音が良くなった喜びを味わえる、スペースを有効活用したオーディオシステムを組んでいきます。
システム
[ナビゲーション] トヨタ 純正ナビ
[DSP] HELIX DSP MINI MK2
[Fスピーカー] Carrozzeria TS-V174S

[パワーアンプ] ALPINE KTP-600
[サブウーファー]Carrozzeria TS-WX2530

[SWパワーアンプ] Carrozzeria GM-D8100

インストールと解説
ナビゲーションは、トヨタ純正ナビ。
この手の車両は、社外ナビ装着の車も沢山見ますが、純正ナビ装着の車も沢山見ます。
純正ナビ装着車両で、音のご相談があった時、ご予算を伺いながら商品の選定等を行っていくわけですが、今ついてるナビに特別の不満が無いのであれば無理に社外品に変える必要はないと思っています。
というのも、現代ではナビを交換できない車両が半分近く(以上?)を占めているので、それを使う前提で高音質化を行う為のアイテム ”DSP”の高性能化が非常に進んでいます。

DSPとは、カーオーディオにおける“音の問題”を解消するための機材です。たとえば ”左右のスピーカーの真ん中で音楽を聴けない”とか、”スピーカーの音が窓ガラスやダッシュボードに反射して高音がキンキン響く” といった問題です。つまり、単に純正スピーカーがボロいという話とは別に、車内特有の音響環境によって起こる問題を補正するための機材の事です。
社外ナビにもDSPは内蔵されていますが、外部DSPはDSPの単体機ですから比較にならないほどの性能差がありますし、将来的に”デジタル外部入力”というオプションも用意されているので拡張性も極めて高い。
なにより将来くるまを乗り換える際に、ナビであれば地図が古くなったりとありますが、DSPはそのまま載せ替えできる点も選ぶ理由になるのではないかなと思います。
ツイーターはオンダッシュマウント。
V174Sには、両面テープで固定できるオンダッシュマウントが付属しているので、このように車両側にダメージなく音が良い位置に設置できます。
この価格帯になると、箱を開けると裸のツイーターが入っていて、頑張って付けてねスタンスな製品が増えてくるのですが、そこはカロッツェリア。しっかりと付属している所が非常に良い点だと思います。(裸だったらピラー作ったりせなんからね)
V174Sのツイーターは36mmのチタン振動版となり、低い帯域まで再生させる事を狙った設計ですが、驚くほど自然でバランスの良いサウンドを奏でます。
ミッドウーファーから発生する中域の分割共振歪みを出さずに再生できるので、ボーカル帯域のクリアネスが高く、ハッキリと、リアルな声が聞こえてくるわけですね。

分割共振歪みとは、スピーカー振動板の”中心と外側の動きにズレ”が生まれ、振動板全体が波打つように振動することで発生する歪み音のことです。具体的には口元を手で塞いで喋ったようなコーコーカーカー音の事で、16cm~17cmのスピーカーでは1kHz辺りから発生しやすいヤーツ。
ドア防振の写真を撮り忘れておりますが、PAC1Ver2.0と、ワンオフのスーパーインナーバッフルでインストールしています。
ドア防振とは、文字通り共振を防ぐ事。つまりサービスホールの穴を塞ぐことは目的ではありません。
最も強く共振する部分は、当然ながらスピーカー周辺部ですからココはマスト。一部のみ強く止めても弱い部分に逃げるので、結果的に全面貼りにした方がバランス良く止まるケースが殆どです。
防振材を貼ると見えなくなる所ではありますが、弱い部分を補強する/雨水の混入を防ぐなどの下処理を兼ねた別の材料を用いる事もあります。
ドア形状に合わせて、設定したクオリティになるように工夫をしながら施工しています。
V174Sになってからスピーカーの前後ストローク量が大きくなり、より力強く豊かな低音が出るようになりました。
ドッドッとリズミカルで締まり感のある低音がしっかり出るようになったという事で、スピーカーを交換した事で音が良くなったという、当たり前でありながら非常に重要な要素が抑えられた素晴らしいスピーカーです。
サブウーファーはラゲッジ。
の下の小物入れにスッポリ収納。
いつものようにカプラー脱着式にしているので外すことも出来ますし、下向きマウントのエンクロージャーなので上に物を載せる事も出来ます。邪魔になりにくいインストールですね。
WX2530は、エンクロージャーと25cmのスピーカーがセットになった製品です。という事は、パワーアンプが別に必要となります。
パワーアンプGM-D8100とDSPはシート下に納めていますので、そこまでスピーカーケーブルを引っ張り接続しています。
世の中には、パワード型というアンプ内蔵サブウーファーも沢山ありますが、何事も内蔵となると”制約”が付きまといます。
本当はもう少しデカイ電源部積んだ方が駆動力あがるんだけど、、など一体化させる為にあきらめなければならない点が数多く出てくるので、アンプはアンプ、スピーカーはスピーカーと其々準備してあげた方が良い音になります。
最も、このサイズのパワードとなると簡単に脱着できなくなりますので、その辺も含めて別体が便が良いとも言えますね。
バッテリーの交換もご依頼頂き、パナソニックのカオスバッテリーを装着しています。
僕も自分の車で大概戦ってきていますので身に染みて感じている所ではありますが、オーディオは結局電源です。
なんぼ高性能なオーディオがついていても、電源に問題があると、そこがボトルネックとなり大幅にポテンシャルを落としている場合も見られます。
世の中にはカオスの他にも沢山のバッテリーがありますが、当店がコレを推す理由は電気の供給速度が非常に速い事からです。
クローズアップしてみてみると
アンプ << 電気チョーダイ!
カオス << ヘイお待ち!
と
アンプ <<電気チョーダイ!
バッテリー<<明日持っていくわ~
ぐらいの差があります。
これは電源線を高品質なものにグレードアップした場合も似たような変化が出ますね。

バッテリーは、製品によって電源の応答性や供給速度に差があります。この性能が低い製品では、高音が丸くなったり伸びが感じられず、低音に締まりや芯がなくなるなど、全体的に音がぼやけた印象になります。逆にこの点を重要視して設計された製品は、オーディオの音質だけでなく、電気で動いている機械の塊である”車の性能”をも向上させることがありますよ。
バッテリーは使用していくと少しずつ劣化していくので消耗品のカテゴリーに入る部品となります。このことから少しでも安くしたいというのが心の声だと思います。
しかしながら、激安タイヤ買って、ロードノイズが煩過ぎたり、高速の接地感がなく怖かったりして、失敗した感に満ち溢れる事があるように、
バッテリーもまた次の交換時期まで、本来クッキリと引き締まった音が出るはずのところ、ボヤーっとした音を聴きながら過ごすのも勿体ないですから良いものを選んでおいて損はしないのではないではないかと思います。
必ず必要なものを、いつもより少しだけ奮発して良いものに変えて、幸せな時間をより長く過ごせる。
僕的には、結構満足度の高い流れだと思いますが、皆さんどうでしょうか。
最後に音響調整を施して納車となります。
あとがき
今回からアゴヒゲ先生を召喚してみました。
エモーションのブログは、調べていたらたまたま辿り着いて初めて読んでみた。な方も多いので、なるべく0知識の方にも伝わるように書いているつもりではありますが、毎度本文に説明を入れると飽きますよね。
そこで補足として、微妙に似ているアゴヒゲ先生に代弁してもらう構図でやってみました。
毎度 ”3へぇ”ぐらいを狙って、今後とも書いてみようかと思います。
実はエモーション、バッテリーやドラレコ、レーダー、ETCなどの”車両電装品”の取り扱いを手広くやっています。
オーディオで預ける際に、同じタイミングでつけてもらいたいな。という製品があればご相談頂ければお見積もり致しますので、ご興味あればお気軽にお問い合わせください。
アゴヒゲ白石
エモーション公式LINEにて、
Dr.ハシモトのカーオーディオ講座を公開中!