DSPの価格破壊!超低価格、高性能DSP Saiaco(サイアコ)HSA-300-31のご紹介。純正ナビの音質を大幅改善。

オーディオレビュー

皆さん、こんにちは、エモ親方です。

本日ご紹介するのは、

 

現在販売されているDSPアンプ内蔵機とほぼ同じ音質、機能を持ちながら、

 

驚くほど格安に販売されている「価格破壊DSP」のご紹介です。

その名も、Saiaco(サイアコ)HSA-300-31

DSPとはデジタルシグナルプロセッサーの略で、

 

カーオーディオに特有の壊れた音を元に戻し、

 

ホームオーディオのように音楽を感動的に聴かせるための機器ですが、

 

昨今、ナビやオーディオが車に標準装備されることが多くなり、

 

また、そのような純正オーディオが少しもいい音がしない(寧ろ悪い)ことから、

 

DSPの需要は世界中で高まっています。

しかし安いものでも10万円前後、

 

取り付け費や音質調整料を含めると、15万円から20万円となるのが相場です。

これでは、ご予算のあまりない方や、
まだカーオーディオにそこまでの価値をお感じになられていない方にとっては、
大変高いハードルとなっていました。
エモーションでも、そういった方々のために、
出来るだけ低いハードルで装着可能なDSPを探していたのですが、
低価格品ではその質を十分に満たしてはおらず、
お客様に積極的にご紹介できずにおりました。
そしてこの度!
Saiaco HSA-300-31をテストするに至り、
これは良いとエモーションでも採用し積極的にお勧めする事になりました。
まずはその外観から。
シート下に収まるサイズです。
後ろに見えるアンテナは、Bluetooth用のものです。
サイド面は、方サイドにRCAの入出力系、
もう方サイドに電源系、スピーカー系とBluetoothアンテナがあります。
ノイズを発しやすい電源系と、
ノイズを受けやすいRCA系を逆サイドに配置するという事は、
オーディオの基本を踏襲しているという事です。
サイズは、145㎜×114㎜×40㎜で、大変小さいのが特徴です。
この大きさなら、シート下は言う及ばず、ダッシュ裏などにもスペースがあれば装着できる可能性があります。
入出力関連は以下の通りです。
RCA入力 4チャンネル
ハイレベル入力 4チャンネル
RCA出力 6チャンネル
スピーカー出力 4チャンネル
入力系統は、他社のエントリーモデルのアンプ内蔵DSPと変わりません。
ハイレベル入力とはスピーカーラインをそのまま繋ぐことが出来るという意味であり、
RCA出力を持たない純正ナビなどにも、問題なく装着できることを意味します。
画期的なことは!
RCA出力が6チャンネル装備されていることです。
これまでのアンプ内蔵DSPでは、RCA出力がサブウーファー用の2チャンネルくらいしかなく、
あっても4チャンネルまでであり、
アンプ内蔵DSPを購入し、後からパワーアンプを装着したいと考えても、
アンプ内蔵DSPからアンプレスDSPに買い替えねばなりませんでした。
しかしSaiaco HSA-300-31なら、
これを買い替えずとも、良質のパワーアンプを追加するというグレードアップを敢行できます。
内蔵されているアンプの出力は、
30W×4チャンネル(AB級)
特質すべきは、AB級であるという点でしょう。
通常、アンプ内蔵型DSPに搭載されるアンプは、高効率のD級がほとんどです。
D級アンプは非常に効率が良く、そのため、同じ出力ならAB級よりも小型にできるため、
多チャンネルアンプを搭載することがあるDSPにとっては有利であると考えられます。
しかしD級アンプの音には独特の癖があり、
中高音域から高音域にかけて硬い質感が出ることがあります。
無論、よくできたD級アンプなら、この点を上手く改善しているのですが、
(これが改善で来ているDアンプは本当に良い音がします)
DSPに搭載するような小型D級アンプだと、それがもろに出ているものも存在します。
その質感が好きか嫌いかは好みの問題ですので何とも言えませんが、
嫌いであれば、アンプ内蔵DSPを選ぶことが困難となるでしょう。
このSaiaco HSA-300-31は、内蔵アンプがAB級ですので、
D級の独特の癖はありません。
出力とサイズから鑑みて、
ナビやCDデッキに搭載されている内蔵アンプと同等程度のものであると推測できますが、
AB級アンプを内蔵したアンプ内蔵DSPがほとんど存在しない中で、
HSA-3300-31の存在は貴重だと思います。
続いて調整機能についてです。
調整は、スマホ、またはタブレットで、
Bluetooth通信にて行われます。
調整機能は以下の通り。
・タイムアライメント(TA) 6ch 1㎝ステップ
1クリックごとに1㎝変化しますが、
サンプリング周波数から求められるTAの数値に1㎝というものはありません。
操作した感じでは、恐らく1.75㎝刻みで動いているような様子です。
何回かステップを踏むと、音が何カ所か全く変化しないところがあるので、
恐らくそこで修正しているのではないかと考えられます。
この調整画面では、フロント・リアしかありませんので、
2ウエイシステムが組めなさそうですが、
クロスオーバーネットワークがありますので、
フロントチャンネルをツイーター、リアチャンネルをミッドバスとして、
2ウエイマルチシステムが可能です。
・クロスオーバーネットワーク 6ch
スロープは、-6dB-、-12dB、-18dB、-24dBの4種類。
必要十分です。
クロスポイントの設定は、
周波数の数値を直接入力するタイプですので、1Hz刻みでの変更が可能ですが、
実際にはある程度のステップとなっているようです。
1ステップずつ変化させても音の変化はありません。
ある程度変化させると音が大きく変動します。
クロスポイントの設定は本来なら1Hz違っても音の変化が誰にでもわかります。
恐らく、1/52octくらいの細かさだろうと推測されます。
それでも十分細かいです
・イコライザー  各チャンネル独立31バンド、
スマホの画面ですので、周波数バンドが少ししか表示していませんが、
サイドへスクロールすると全バンドが出てきます。
DSPは、車の環境により破壊された音声信号を復活させるという役割上、
イコライザー機能は極めて重要です。
またイコライザーは、パラメトリックではなく、
グラフィックの方が再生の際には向いていると思います。
録音現場などで一つの楽器に対するイコライジングでは、
パラメトリックの方が使いやすいと思いますが、
既に2チャンネルへとミックスダウンされたステレオ再生時には、
グラフィックイコライザーの方が役に立ちます。
あくまで私のやり方の場合ですけどね。
バンド数は、各チャンネル左右独立31バンド。
私はここにこだわりを持ちます。
更に、HSA-300-31の場合、
各バンドごとにQを可変できる、
パラメトリックイコライザーの機能の一部も持ちます。
残念な点は、ゲインが1dBステップ刻みであること。
左右で僅か0.5dB変化させても、定位が7㎝以上動くこともありますから、
0.5dBステップが欲しかったところ。
出来れば0.25dBステップであればなお良しといったところです。
このあたりが価格なりなのでしょう。
それでは!
Saiaco HSA-300-31を用いた、エモーションプランのご紹介です。
税別¥85,000、税込でも¥93,500
何とか10万円以内に抑えることが出来ました。
まだDSPを装着されていらっしゃらない方々で、
低価格志向の方、
ご予算が少ない方、
「DSPを試してみたいんだけどそこまでお金をかけるのはなぁ」とお悩みの方、
この機会に是非、ご検討ください。
TEL 092-939-0789
タイトルとURLをコピーしました