明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
ワタクシあごひげは、寝正月から始まり2026年も好スタート。
むくりと起きたと思ったら、早速自分の車のオーディオをゴソゴソと弄り倒しておりました。
暇さえあればカーオーディオやってる程物好きだからこそ、皆様にも役に立つ情報発信が出来ると思いますので、2026年も皆様のカーオーディオライフが楽しめるよう情報発信して参ります。
休憩時にサクッと更新できるインスタも、よろしくお願いします。
しらちゃんのオススメ楽曲
・Ed Sheeran -Divide 44.1kHz/24bit 2017/03 リリース
2017年に「Shape of You」が世界的ムーブメントを巻き起こしたことでも象徴される、エド・シーランの代表作。個人的な着目ポイントは楽曲の構成以上に、声の質感をどう仕上げているかという点にある。Tr.16「Save Myself」はその象徴で、イントロから声帯の鳴り、腹鳴り、リップノイズまでが現れ、中域の解像感と位相の整い具合次第で、ボーカルの存在感が露骨に変わる。あなたの車では、ダッシュボードの中央から感情を込めて歌うエド・シーランが見えるだろうか。
インストール車両
さて本日はスバル フォレスター。
最近スバル乗りとなりましたワタクシなのでよーわかる、乗れば分かる魅力の詰まったお車です。
こちらのフォレスターは、キットを使って社外ナビを装着できる車種なので、8インチのサイバーナビを母艦としてシステムを構築しています。
サイバーナビは、2way+サブウーファーまでのシステムをマルチ駆動できるので、ナビとスピーカーを準備し、適切なインストールを行えば高音質なカーオーディオを構築できます。
そろえる必要がある機材が最低限で済むので、コスパ良く、良い音に出来るわけですね。
また、乗り換えタイミングでの施工ですので、ETCやドラレコなどの必要アイテムも同時に装着させて頂いています。
システム
[ナビゲーション] carrozzeria AVIC-CL912-4-DC

[Fスピーカー]carrozzeria TS-V174S

[バックカメラ]ND-BC9

[ドライブレコーダー]carrozzeria VREC-DH301D

[ETC] PANASONIC CY-ET926D
インストールと解説
ヘッドユニットは、サイバーナビDCモデル8インチ。
取り付けキットを使用して装着しています。
近頃は7インチの枠を超え、8インチや9インチが主流となり、大画面が標準となっていますね。
音楽しか聴かんし。な方であっても、やっぱり画面はデカい方が良いわけで ”大きな画面=最近の車”という印象もあって、車内の質感向上にも貢献します。
こちらのDCモデルは、ドコモ回線抱き合わせモデル。
通信契約を行う事で使い放題のWifi機となり、手持ちのモバイル端末や、カープレイ端末を接続して更に便利に使うことが出来ます。
何よりサイバーナビを選択するメリットは、カーオーディオでは必須のタイムアライメント機能、そして31バンド独立イコライザー搭載と、外部DSPさながらの音響調整機能を搭載しているので、専門店でナビを買うメリットを最大限活かす事が出来ます。

ステレオの音楽信号は、左チャンネルと右チャンネルの合成ですから、左右のど真ん中で聴いて正しく再生出来ます。しかし車の場合、座席が右か左に寄っていますので、左右スピーカーの中央で音楽を聴くことが出来ません。この状態ではステレオ再生が崩れ、丹精込めて楽曲制作されたデータと、かけ離れた状態で再生されます。
そこでカーオーディオでは、タイムアライメント機能(TA)を使って音の出るタイミングを意図的にずらし、より音が速く耳に到達する右側(右ハンドルの場合)を遅らせる、より音が遅く耳に到達する左側を早める事で、疑似的にステレオを構築し、ステレオ再生を行います。
このTA設定は、ヘッドレストにマイクを立てて行う例もありますが、車内特性とは実に劣悪で、反射、定在波などの影響を受けて、音源通りの実音とは別に、ガラス等に反射して変化した壊れた音である反射音が現れます。カーオーディオではこの二つを聞き分ける事が重要で、やはり最後は人間の耳が頼りとなるので、エモーションでは初めから耳で調整を行っています。

弄ると音が悪くなる。と未だに認識されているイコライザーもゴリゴリに活用します。
左のスピーカーはスピーカーからみてほぼ正面に耳。
右のスピーカーはスピーカーから見てほぼ90度の位置に耳。
スピーカーは構造上、軸が外にズレるほど中高域が減衰するので、カーではドアスピーカーの音が左右で全く同じ音にはなりません。また内装に反射したり、吸音されたりして耳に入るので、これらもまたステレオ再生が崩れる要因ですから補正が必要です。言い方を変えれば補正出来る部分が多いと言えますので、触って修復できるのならした方が良いよね。という話。
冒頭の”弄ると音が悪くなる”は、演算処理は出音に関わりますから半分正しい。ですが、正しく修復出来ているEQオンと、EQオフを聴き比べた場合、オンの方が良い音に聴こえるのなら入れた方が良いわけです。殆どのDSPに高性能なイコライザーが搭載している事からも分かるように、理論的にカーオーディオを検証した結果、必要だから多バンドイコライザーが搭載されています。専門店でナビを買うメリットの本質です。
なんとなく音が良い。ではなく1+1=2である。と、音の”理論”と実車での”経験”を結び付けながら音響調整を行う事で、現在のシステムで最も良い音を作るよう心掛けて作業しています。
V174Sのツイーターはオンダッシュマウント。
底面に強力な両面テープを貼り装着していますので、不要になった際は取り外しできる方法で取付しています。
V174Sのツイーターは、密度感の高いサウンドが特徴で ”高音用のシャカシャカいうヤツ”というイメージとかけ離れた、明らかにランクが上のスピーカーと感じさせる性能を持っています。
また付属マウントは首を振るので、最適な角度を狙って取付できる事も魅力で、比較的簡単な取り付けで、音が良い取付が出来る点も評価できるポイントです。

ツイーターの固定方法として手軽なオンダッシュマウント。
取付する為の時間や材料が少なく済むので、費用も抑えることが出来ます。
こう言うと、両面貼って付けただけ。の様に聞こえますが、実はあれこれ考えながら固定しています。ツイーターはフロントガラス、Aピラー、サイドガラスのそばに設置する形となるため、反射面に囲われています。見た目を意識してピラーギリギリに寄せて設置すると、ツイーターから出た音が周囲の影響を受けて音を変化させ、時に不快と感じる音をも作る原因となります。
波長を距離の2倍で割ればピークなので、343÷(0.05×2)=3430Hz。つまり5cmの距離に反射面があれば3~4KHzがうるせぇわけです。逆にディップの条件にハマる帯域も出来るので、反射面に寄せることは繋がりが悪くなる要因となり、良い事は一つもありません。
上記の事など、見た目と出音を考慮しながら、最適な位置を選んで取付しています。
ドアはインナーバッフル、ドア防振はPAC1Ver2.0です。
ドアに装着するミッドバスは、バッフルを介してドアに固定します。
このバッフルは、高密度耐水MDFを使って製作し、制振処理を行ってフローティングマウントで固定しています。
ドア防振は、外鉄板をスポット的に、内鉄板をガッツリと制振材を張り込んで共振を抑えています。
制振材は、頭の小さなトンカチでアタタタタタとブチくらし、ヘラやローラーでしごいた場合以上の密着率を狙って施工しています。

スピーカーは前後運動するので、フレームを強固に固定する事が重要です。
当店では、内部損失の高い(固有音が小さい)材料を用いてバッフルを製作しています。木材よりも鉄を使った方が強固になりますが、内部損失が低いことから、シンバルやトライアングルの様に、叩くとチーンと響きます。強固さを求めすぎたあまり、スピーカー以外の音を生んでしまっては本末転倒ですから、カーオーディオで求められる耐久性をクリアしている音響用木材でバッフルを製作しています。
また鉄板との接続はフローティングマウント。点接触です。バッフルの固定は強固でなるべく振動を伝えない事が重要です。 ”強固な固定”と”振動を伝えない事”は相反するものですが、スピーカーの前後運動を吸収してしまう構造では、共振こそ抑えられますが、音が飛ばない、エネルギーが逃げるなどのデメリットも出てきますので、当店では点接触仕様としドア防振を行う事でバランスを取っています。

スピーカーの前後運動によって発生した振動がドア鉄板に伝わり共振音を生みます。この共振音(ビビり音)はスピーカーが発生させた音とは異なる音なので、音が悪い要素そのもの。ですから、共振音を止める防振作業はカーオーディオにおいてマストです。
当店では、同じ材料を使うのなら、より効果的に使用した方が良い。という至極当然の事は勿論、凹凸のある鉄板部はしごいても浮いた部分が多数できる。という経験から、小さなトンカチで細かく叩いて圧着を行っています。時間にしてかなりの手間がかかりますが、それでも費用対効果は抜群。やるのとやらないのは雲泥の差ですから、この工法を長らく続けています。
内張りを戻すと元通り。
近頃の車は、内張りがペラい車種も増えてきているような印象がありますが、内張り自体の剛性もあり質感も良いですね。
内張りって見落としがちですが、実はコイツが共振音を出しているケースが良くあります。というか何もしていなければ出ています。樹脂なので、鉄板の様に、明らかな異音(共振音)と聞き分けづらいのですが、実際に止めてみると分かります。
当店のドア防振、PAC1Ver2.0はこの部分にも着目し、スポット的に鳴きを抑える事でコスパ良く良い音に仕上げています。
純正位置にETC。
前後にドライブレコーダーの設置も行い、最後に音響調整を施して納車となります。
あとがき
年始1発目。カーオーディオの基礎となる部分を振り返る機会でもあるかなと、比較的シンプルな作業ながら意識している事を詳しめに書いてみました。
今回の様なシステムこそ店の技術が出ると思っていますので、エモーションにご依頼頂いた感謝と、我々に求められたご要望にお応えできるよう、1台1台拘りをもってカーオーディオのインストールを行っています。
カーオーディオ機材は未完成品。
取付次第で、ショールームで聴いた音のイメージ通りになるかが大きく変わってきます。
良い音にしたい。
音が変わるのが面白い。
何をもってカーオーディオを趣味とするかは人其々ですが、エモーションには正月からカーオーディオやってるようなヤツが居るお店なので、それなりに楽しんでもらえると思います。
初めての方も、なうな方も、久しぶりな方も、ご興味ありましたらお気軽にご相談ください。
アゴヒゲ白石









