トヨタ ヤリスクロス Z900PRSとM FOUR DSP。DA車で括るのは間違いだった話

トヨタ

最近ECSの新アイテムになりそうな、ならなさそうなモノの企画を地味に進めています。

写真ものは所謂それなアイテムですが、
エモ電のノウハウと、僕が思う最も良い状態を実際に詰め込んでみたプロトモデル。

見ての通り、ちかっぱピーンしてますもんで、取り回しは-100点。
カー用であれば、設置場所が限られる事から”固い奴”は嫌われるのですが、PCオーディオには使えるんじゃなかろうかと思って、そのまま作ってみました。

現に自宅のDTM(デスクトップミュージック)マシーンのDACにぶっ刺すと、PCから”超”出ている電源ノイズやらドライブのノイズやらをシャットアウト出来て、ええやんこれ!と自己満。
使用している配線も、非常にコアな配線材を使っているので、生々しく立体的なサウンドになっています。

一応、取り回しの良いバーションも作っていて、
店頭ディスプレイや実車でテストしてみたところ、これは良いんでなかろうかと思い、こそーっと動き始めようかなぁと企んでいます。

といいつつ、作る時間がないという悲しい事実もある事から、
店頭にお試し用を置いといて、自身の車で試してもらって、気に入って頂けたら作る。ぐらいの少量生産スタイルでいくつもりです。

 

 

先日オオモノの作業がやっと完成して(お待たせしました)、少し余裕が出来た作業スケジュールとなったので、終わり際の1時間をブログに使って、不動のブログをたまには動かしていきます。

こんにちは、しらちゃんです。

 

本日はトヨタ ヤリスクロス

ヤリスや、ヤリスクロスは、街中で一度はすれ違う程な人気車ですね。
使い勝手の良いサイズ感が人気の秘訣でしょうか。

そんなヤリスクロスに

Carrozzeria TS-Z900PRS

TS-Z900PRS|ハイエンドスピーカー|スピーカー|パイオニア株式会社
【パイオニア公式】圧倒的な臨場感と実在感を点音源再生で実現。カロッツェリアのセパレート3ウェイスピーカー「TS-Z900PRS」の特長紹介ページです。

Helix M-FOUR DSP

M's Line homepage

Carrozzeria TS-WX400DA

TS-WX400DA | サブウーファー | スピーカー | パイオニア株式会社
スペース性に優れながらサイズを超えた重低音を轟かす。カロッツェリアのパワードサブウーファー「TS-WX400DA」の特長紹介ページです。

 

をインストールしたお話です。

ディスプレイオーディオの上手な調理法。
詳しめに書いていこうかと思います。

 

という事で、ヘッドユニットは純正のディスプレイオーディオ。

ここ最近の車は、車両購入時に”ナビを選ぶ”工程がなく、
既についてるオーディオにオプションを足すか足さないかのような感じ。

ヘッドユニットを社外品に交換する事が難しい車種が多くなってきました。

ヤリスも、そんな一台です。

これ、操作性は置いといて、音に問題がありまくる事はもう有名な話。

 

音が悪いからどうにかしたい。
そんな悩み。

以前であれば、

純正は音に関わる部分にお金が掛かっていないから” 音が悪い。
では質の高い機器に交換しましょう。そうしましょう。

というシンプルな話でしたが、

 

この手の車は、一部帯域逆相という大変な事をしてくれております。

具体的には
100Hz~800Hz位の帯域の右側だけ逆相。
とか、
500Hz~1KHz位の帯域の左側だけ逆相。
とか

同じメーカーの、同じ見た目のディスプレイオーディオでも、
車種によって弄ってある部分が異なるという無駄に手の込んだスーパー迷惑な仕様。

 

ここで、早々にタイトルを回収しておくと、
この”イラン事”している加工は、どうも、トヨタだけではない様です。

スズキ純正も、マツダ純正も、一部帯域逆相の車種が存在します。

なんてこったい。

 

カーオーディオは2way、3wayと、
高域再生の優れたツイーター、中低音再生の優れたウーファーと、分かれた構成になっています。
逆相にしてしまうと、打ち消しが発生し、音が消えます。

すると、ウーファーとツイーターの間に谷が出来て、お互いが仲良く出来ない。
即ち、スピーカーの質を上げると同時に、逆相部を解消しないと、繋がりが悪く、お互いが主張して、ただただ煩い騒がしい音になってしまうわけです。

 

その対策として大活躍するのが下が出るユニット。Z900PRS。

Z900PRSは、低い音から再生出来る構造となっている事がポイントです。
この特徴を上手く使う事で、逆相化して壊れた音を復元する事が可能です。

取付性も考慮されたユニットなので、
このように大きめなサイズであっても、比較的スッキリと、スタイリッシュに装着する事が出来ます。

 

ドアはPAC1、ワンオフのスーパーインナーバッフルです。

ドア防振は、文字通り、スピーカー以外の音を止める事が目的です。

純正状態では、空き缶状態。
カンカラカンカーンです。

スピーカーが動く事で周りの鉄板やプラスチックがつられて音を出し、邪魔をしてしまう事を防ぎます。

 

バッフルは、当店が昔から使用し続けている高密度耐水MDF。
車に使うならこれが一番と思っています。音も良く、耐久性も高い。

バッフルは、スピーカーをドアに取付する為の固定具という役目だけでなく、
スピーカーの振動を吸収しつつ、強固に固定出来る事がミソです。
固けりゃ良いってわけではありません。

ですので、当店は音響特性に優れた木材でバッフルを製作しています。

 

内張りを戻すと元通り。

 

カタログチックに撮りました。
作業用ライトで頑張ったので雰囲気です。

サブウーファーはラゲッジにWX400DA。

このサブウーファー、アンプ内蔵の所謂パワードサブウーファーですが、大変優秀。
必要以上の低音が出ながらボコ付かない。

従来のパワードサブは、
しっかりとローエンドを出しつつ大きめな音量にすると、
ズンズンズンズンバコバコ!

と入力された音以外のバコバコ音、言うならば悲鳴を再生してしまうユニットが殆どだったのですが、
400DAは限界値がすこぶる高い。

良い音にする。というハイファイ用途ではコスパ高すぎる商品だと思います。
もう何台も付けましたが、毎回やっぱこれ良いねって思います。

 

ヤリスクロスの純正のラゲッジフロアボード、つまり床板はペラく、
音量を上げるとフロアボードがビリビリと音を出す点が気になりました。

エンクロージャー製作やバッフル製作時に使用する木材と同じ材を使って、純正のフロアボードと同じ形に切り出し、同じ様な色のカーペット生地で仕上げたボードを引いてあげると、更に良くなると思います。

 

そして今回主役のM Four DSPは、
Z900PRSのデカいハイレンジ用のネットワークと一緒に、シート下へ設置。

HELIX M FOUR DSP、控えめに言って、すこぶる良いです。
世界的事情でメーカー欠品祭りの商品ですが、すこぶる良いです。

DSP部分はhelix DSP単体ユニットとほぼ同等。
そして一緒に抱いてあるアンプ、M FOURの出来が非常によろしい。

D級駆動のアンプなのですが、D級臭い音がせんのです。
この大きさからは考えられない駆動力と、AB級の様な音楽的なサウンド。

高性能で高音質の証である、音響調整時のワンクリック動かした時の音の変化もしっかり聴き取れる。

将来システムアップ、もっと良いアンプに交換したい。が出来ない問題が従来のアンプ内蔵DSPの欠点でしたが、コイツはDSP単体にもなります。

音も良くユーザーファーストで大変良いと思います。

 

とはいえ、後にもっと良いアンプに変えるだろう感をお持ちの方は単体DSPが良いと思います。
うぉおおおおどっちが良いやろかあああ!?
となったらご相談ください。

 

最後に音響調整を施して納車となります。

 

 

 

トヨタをはじめ、
多くのメーカーの車で純正採用された一部帯域逆相オーディオ。
ぶつぶつ文句言っても、普通な音になるわけではないので、時間を掛けて解決方法を編み出しました。

それを行う為には、ワイドレンジ(下が出る)ツイーターと、高性能なDSPが必要です。

やる事は、その逆相部分を、正相に戻してやれば良いだけ。

口で言うのは簡単ですが、
実際に見えない音を見ながら戻す作業は、至難の業です。

逆相になっている帯域を特定し、
最終的に聴こえてくる音は、綺麗な正相となるように調整する。
これを音を聴きながら行います。

アナライザーなんかを通せば、逆相帯域を可視化する事は出来るのですが、
その見えた帯域が本当に答えかどうかは分かりません。
逆相になり始めの周波数を触れば良くなるとは限らないのです。

カーオーディオは、
取付、内装の形でも、聴こえてくる音が変わります。

ですので、実際は少しズレた帯域から触った方が明らかに良い場合があったりするわけです。

 

これは一部帯域逆相CARに限らず、
サイバーナビ、サウンドナビ、外部DSP調整する際も同じです。

マイク立ててアナライザ測って、デカい音を叩き、小さい音を持ち上げる。
カーオーディオは、これでは良い音にはなりません。

”何故大きいのか、何故小さいのかを理解しているか”が重要なのです。

 

理解して調整出来ていれば、

ある周波数上でのバランスを、ツイーター:ウーファー=5:5 を 2:8 にしよう。
とか、

スポット信号では大きく聴こえていたけど、叩くべきではない帯域である。
とか、

箇条書きにすると100行を超える要素を考慮しつつ音響調整を行う事で、
より音楽性の高い、息遣いが見える人間味のあるサウンドが仕上がるわけです。

 

音響調整を教える親方が、よく口にする
”音色を聴くな” ”音を見ろ”

弟子入り当初は、何言ってんだこの人って思ってましたが、今は仰る通り!と思っております。
実践を繰り返し慣れてくると ”定位を作れ” の意味ではない事も自ずと分かってきます。

 

そんなこんなで、
普通の音が出るヘッドユニットを使ったシステムでさえ、この様な過程があるのに、

一部帯域逆相車であれば、まずは逆相を戻さなければならないという、
これまた難しい要素が増えたもんだから、中々大変だったりします。

そもそも論で、そんなイラン事しなければ良い話なのですが、
悲しきかな。この声は届かないでしょうね。

 

 

カーオーディオ専門店である当店は、
車側がどう変化しようと良い音を追い続けます。

楽しいドライブがより楽しいモノに。
嫌な事も頑張ろうという気持ちにさせる。

そんな生活を豊かに出来るカーオーディオは、
なくてはならない存在になっている方も沢山いらっしゃいます。
僕達の”やり甲斐”です。

 

びっくりする音楽の世界、ご提供いたします。

お気軽にお問合せください。

 

あごひげ白石

 

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