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カーオーディオ史上、最高音質!
カロッツェリア サイバーナビ X
サイバーナビ
実聴レポート






現在最高峰の音質を実現した! サイバーナビX 実聴レポート徹底検証

2018年4月18日、X を冠したサイバーナビが発売されました。

X とは、かつて存在したカロッツェリアハイエンドカーオーディオ、
カロッツェリア X シリーズに因むもので、
同シリーズの正当な系譜に属する高音質ナビゲーションであります。
その実力や如何に、
徹底試聴しその実力を確かめましたので、ここにレポートいたします。

カロッツェリア AVIC-CZ902XS サイバーナビX

結論から申し上げます。
これをただのナビだと侮ってはいけません。
現役最高のオーディオプレイヤーの一つです。
とんでもないナビが登場しました。



音楽性とは・・・・・

ではここで少し、私の音質に対する考え方についてお話させていただきます。

アーティストは、演奏時に、強弱をつけたりビブラートをつけたりしますが、それはただやみくもに行っているのではなく、感情表現や心象表現など、伝えたい事を音に託して演奏しているわけです。
その為の、強弱やビブラートです。

これが一流のアーティストほど、見事に表現し、聴く者の心を揺さぶり、
感動を呼び起こします。超一流のピアニストなど、スケールの素早い連打においても、その一音一音で強弱が異なると言われています。

アーティストは、高度なテクニックを用いて、音楽に表現力を持たせます。強弱やビブラート、タメなどはそういったテクニックの一部ですよね。それが一流どころになると、聴くものに大きな感動を呼び起こす演奏となって現れます。

では、クリアでバランスが取れているけど、アーティストの強弱やビブラートが明瞭ではないオーディオと、少しバランスが悪く、やや癖があっても、アーティストの演奏が明瞭にわかるオーディオと、どちらの方がより感動できるでしょうか。

私は後者だと思います。

もっとも、今のは少し極端な言い方で、バランスが悪かったり癖が強かったりすると、アーティストの表現力も損なわれるのが普通なのですが、中には「こんなにバランスが悪くて聞き辛いのに、なぜこんなに感動するのだろう」と思えるオーディオも存在している一方で、「バランスが良く、クリアネスに富んでいて聴きやすいのに、なぜこんなに感動しないのだろう」と思えるオーディオも経験したことがあります。
この理由は、音が聞き辛くても演奏者の想い(テクニック)を表現できているオーディオと、音は聴きやすいのに演奏者の想いが十分に伝わらないオーディオの差なのだろうな。と思っております。

とまれ、オーディオのこういう表現力こそが、「音楽性」と言う言葉の意味する所ではないのでしょうか。

今回のサイバーナビ X の凄い所は、
演奏の強弱やビブラート、
歌詞の語尾がかすかに消えていくさま、
そんなアーティストの想い、音楽性を、
これまでにないほど見事に再生している点だと思います。


それでは、サイバーナビXで試聴した音楽の評価を書いていきます。
ブログにて発表したものに、加執訂正を行ったものです。
音質と言う視点のみではなく、音楽性も含んだ評価になっています。


フォープレイ ベストオブ・フォープレイ Tr,5 Chant


音楽プレイヤーやパワーアンプをテストする際に、真っ先に使用するのがこの音源です。
音が出た瞬間、ちょっと固まりました。
ドラムの強烈なアタックが、これまで聴いてきた音とはまるで違う。衝撃波となって体を圧迫します。
ベースとバスドラの分離が明瞭で、バスドラにかき消され気味なベースの弦の振動がはっきりと伝わります。
元々音数の多い音源ですが、これをここまで細かいディテールで描き出すということは、情報量はかなりのものです。


ジョン・コルトレーン BLUE TRAIN


コルトレーンの傑作、ブルー・トレインです。1957年録音。リマスター 輸入盤
古い音源なので、音質には限界がありますが、
私はそういう部分ではなく、アーティストの表現力がどこまで再生できるかを聴きます。
サイバーXにて再生した際、驚くべきは、ホーンセッションが入った瞬間、個々の楽器の音色がほとんど分離して聴こえてきたこと。
またそれだけにとどまらず、一斉に演奏している状態であるにもかかわらず、それぞれのアーティストが、どのように強弱をつけているのか、どんなビブラートをかけているのかが、非常に明瞭に聴き取れたことです。
鳥肌ものでした。


Emi Fujita カモミール・ベストオーディオ


10年ほど前にカーオーディオファンの間で非常に話題になったボーカル音源です。
イーグルスのデスペラードのカバーが有名ですが、私は5曲目のアンチェインドメロディを
用います。
オリジナルのライチャス・ブラザーズによる、大仰な歌唱とは異なり、藤田恵美は、語るように楚々とした歌い方です。
ビブラートのかけ方も非常に繊細ですが、このビブラートが明瞭に聴こえるかどうかで、この曲の伝わり方は変わってしまうと思います。
サイバーXによる再生では、極めて明瞭、
いやむしろ、こんな音まで入っていたのかと感じさせるほどのディテールを表現できていました。


平原綾香 From to

平原綾香 From to Tr,9 なごり雪

「なごり雪」のオリジナルは「かぐや姫」時代の伊勢正三、イルカの歌唱バージョンで大ヒットしました。誰もが知る昭和後期の名作フォークソングです。
名作である以上、多くのアーティストによってカバーされているのですが、中でもこの、平原綾香バージョンは逸品の中の逸品、わたくし的に、いまだにこれを超える“なごり雪”のカバーはないように思います。
惜別の時を表す仄かに悲しいピアノによる前奏の後、まるで消え入るかのようなか細い声で歌が始まり、別れの瞬間、これまでため込んでいた感情がどっとあふれかえり、そして静かに、しかし確実に、想い人は遠ざかっていく。
6分程度の音楽を一曲聴いただけで、まるで良質の日本映画を一本観終わった時のような深く静かな感動に包まれます。
この曲は、より多くのカーオーディオファンに聴いていただきたい傑作です。
これをサイバーナビXで再生した時、消え入るようにかすかな声で歌い始める平原綾香の言葉が、まるで静かな部屋で語りかけてくるかのようにくっきりと、確実に聴こえてきます。これまでどんなオーディオでも聴いたことがない細かなディテールで。そしてこんなにも感情を込めて歌っていたのかと言うことに気付かされます。
別れの瞬間を演出する、オーケストラによるドラマチックな間奏部分では、予想以上の大きな音で、しかし全く揺るぐことなく、音が壊れることなく再生され、胸にグイグイ迫ってきます。
素晴らしい。


カラヤン指揮、ウイーン交響楽団 リヒテル(ピアノ) チャイコフスキー ピアノ協奏曲第一番 1962年録音


古い録音ですが、音質は良く、何よりも、カラヤン率いるウイーン交響楽団とリヒテルのピアノが、あたかもバトルしているかのごとき熱い演奏が特徴です。

間違いなく、この楽曲ではベストの一つであろうと思われる演奏だと思います。

サイバーXで再生すると、リヒテルってこんなにも強く鍵盤を叩いていたのだということが、非常に良く伝わります。カラヤンも本気も伝わります。オーケストラによる怒涛のフォルテシモが揺らぐことなく再生され、楽器の一音一音が明確に分離しているのですから。
名演奏は、やはり演奏者が何を込めるかによってこんなにも違うのだということに気付かされます。
リヒテルとカラヤン、意識し合っていたのでしょうね。そんな妄想に包まれます。

音が出た瞬間、鳥肌に襲われました。


イーグルス ホテルカリフォルニア DCC盤 1996年リマスタ

Tr,1 ホテルカリフォルニア

知る人ぞ知る、DCCレーベル製作のホテルカリフォルニア。
第1世代マスターをデジタル化し、CD音源化したものです。
個人的な感想では、ハイレゾフォーマットでも、このCDの音質には勝てないと思います。
やはり、マスターの良さと言うのは、フォーマットの大きさよりも重要なのだということを思い知らされます。(このマスターでハイレゾ音源作ったら凄いことになりそうです)

一時期、ヤフオクなどで10万円近くもの値がつけられることもありましたが、昨今、Amazonなどでは2万円台から中古品が購入できるようです。

これを、サイバーXで再生してみました。
イントロのエレクトリックギターが、幾重にも重なったハーモニクスで成り立っていることが感じ取られ、シンバルが硬く重く、いつまでも響いていることに気付き、ボーカルに入る直前のバスドラが、かように力強く蹴っていたことに気付かされ、
曲からリズム体が抜け、ボーカルとギターになる直前のミュートでは、ぴったりと息が合っている事まで確認できました。

私はベースギターを少々たしなむのですが。高校生の時にこの音で聴けていたなら、
さぞかしコピーが楽だったろうなと感じました。


ディープ・パープル Made in Japan DCC盤 1998年リマスター

Tr,1 ハイウエイスター  Tr,3 スモーク・オン・ザ・ウオーター

これも第一世代マスターからデジタル化したDCCレーベルのものですが、こちらは一向に値段が下がる気配がなく、9万円近くもします。

ハードロック好きなら必ず一度は通る道、
高校の学園祭直前では、校舎のとこからともなく聴こえてくるあのリフ。
オリジナルは1972年の発表であるにもかかわらず、世代を超えて、いまだに存在する学園祭あるあるです。

これをサイバーXで再生してみました。

これは凄い!本物のマーシャルの音がする!
マーシャルのギターアンプに使用される真空管は、今はもう、中国製やロシア製に変わってしまいましたが、アメリカ製真空管(各社)を用いていた頃の、ヴィンテージマーシャルの音は、こんなにも太く、まるで爆発音のような感じだったのかということが、はっきりわかります。
また、当時のハードロック系アーティストが、何故マーシャルの真空管アンプでなければならなかったのかも、この音源をサイバーXで再生することにより、明確に実感できました。


蔡琴(ツァイ・チン) 機遇


台湾のアーティスト蔡琴による、ピアノ弾き語りと詩の朗読音源。私がよく試聴に用いるものです。

今回サイバーXで再生し、大変驚かされました。静けさが違います。
ピアノ演奏の、僅かな強弱の違いをもはっきりと表現し、ボーカルが入ってからは、スローな音楽であるにもかかわらず、グイグイと引き込まれます。

つい、試聴であることを忘れてしまいそうでした。




これらの音源以外にも、多くの試聴を行いました。特にデモカーが完成してからは、毎日のようにテストを継続しています。
石原裕次郎の「夜霧よ今夜もありがとう」は、50年余り前の録音でも、ここまで表情豊かに録れていたのかと言うことを改めて実感できる同時に、昭和の気分に浸ることができます。カラヤン時代のベルリンフィルによる「ビゼー作曲、アルルの女、第二組曲、メヌエット」は、今やフルートの巨匠となった、ジェイムズ・ゴルウエイによる演奏ですが、ゴルウエイがベルリンフィルを辞め、ソロになってからは、このフルートの名曲を一度も録音していません。しかしサイバーナビXで聴くと、異様な音の太さ、見事な表現力、繊細さと大胆さのコントラスト、オケに負けないフルートの音量、どれをとってもゴルウエイその人であるとはっきりわかりました。
他にも様々な曲を聴いては、深い感動を楽しんでおります。


ここで断言いたしましょう。


音楽とオーディオを愛する人なら、
8型や10型等の大画面をあきらめても、
純正のアラウンドビューモニターをあきらめても、
お気に入りのブランドに背を向けてでも、
サイバーナビ X を導入すれば、確実に幸せになれます。

これは大袈裟ではなく、ディスプレイとデモカーをほぼ毎日聞いている実感です。
私個人の感想では、サイバーナビ X は、私の30年のカーオーディオ人生の中で知る限り、史上最高音質のカー用オーディオプレイヤーだと思います。

パイオニア・カロッツェリアカーオーディオの頂点に君臨したカロッツェリアXシリーズ、その最終モデルであった、CDデッキ RS-D7X と DSP の RS-P99X は、接続ケーブルまで含めると50万円だったのですが、このナビは、たかだか 248,000円で、その音質をも超えていると言う訳です。

回路や使用パーツなどの詳しい詳細は、カロッツェリアHPのサイバーナビX特設ページに詳しく記載されていますので、そちらをご参照ください。


では、サイバーナビXの音を徹底検証し、導き出したエモーションの特価システムをご紹介します。


サイバーナビ X に交換するだけ、
若しくは取り付けるだけでも、
ビックリするほど音は良くなります。
ナビ本体の取り付け ナビ本体の取り付け 問い合せ

今お持ちのナビをサーバーナビ X に交換する、若しくは、オーディオレスで新車を購入されて、サイバーナビ X をはじめから入れておく場合のセットです。
実際に、ノーマルモデル(AVIC-CZ901、これでも良い音質なのですが)から交換された方がいらっしゃいます。その音質向上に、お客様だけではなく、エモーションスタッフ全員が息をのむほど驚きました。また、純正スピーカーのまま、サイバーナビXを装着された方もおられます。純正スピーカーの悪さは残っているものの、とてもじゃないが、純正のままとは言えない、高情報量でクリアネスの高い音が出ていました。

これに含まれますのは、本体と本体の取り付け費、それに、
エモーションの音質調整も含みます!
取り付けキットやその他のオプションは含まれませんのでご注意ください。
また、装着するのに取り外すパーツの多い車種の場合、追加料金が発生する場合もあります。詳しくはお問い合わせください。



サイバーナビ X と、
スピーカー交換プラン MOD,2 の組み合わせ
サイバーナビ X とスピーカー交換プラン MOD,2 サイバーナビ X とスピーカー交換プラン MOD,2 取り付け・音響加工

内蔵アンプの常識を覆す、驚きの高音質
サイバーナビ X にエモーションで大人気のスピーカー交換プラン、MOD,2 を組み合わせたものです。実際にこの組み合わせでも何台か納車させていただいておりますが、素晴らしいの一言。内蔵アンプ駆動でありながら、他のシステムとは一線を画す、別次元の音質です。ドア防振は、スピーカー交換プラン MOD,2 に標準のスーパースタンダードではなく、ひとつ上の PAC1 に最初から設定しています。無論、最高音質のエモーションサウンドチューニングも含みます。
(取り付けキット、その他オプションは含みません)



ハイレゾ音源を存分に楽しむ為の、
パワーアンプオーディオシステム
総カロッツェリア造り

総カロッツェリア造り

最も低価格で、ハイレゾ音源の醍醐味を得られる音を探求すると、
図らずも“総カロッツェリア造り”になりました。
ハイレゾ音源は、高音域が超音波にまで伸びている事ばかりがやたら強調されますが、CD 音源と比べ、もっとも顕著な違いはダイナミックレンジ、つまり小さな音と大きな音の差が、CD の 258 倍もあるということです。サーバーナビ X はノイズを大幅に減少させ、微小信号を再生する能力を大幅に高めていますが、大きな音の再生能力もまた重要で、大音量時に音が歪んだり、こもったりしないためには、パワーアンプは必需品です。それを最小の価格で最大の効果を得られるよう考えたのがこのシステムです。図らずもすべてカロッツェリアブランドになってしまいました。RCA ケーブルには、過去の 1m で 3,000 円クラスの RCA ケーブルテストに於いて、有名ブランドを押しのけ、頭抜けた音質を持っていたオーディオテクニカ AT-CA64 を用います。エモーションのサウンドチューニングを経て、別格の音質を発揮するでしょう。(取り付けキット、オプションなどは含みません)



デモカーとほぼ同じ構成、
最も手軽に入手可能な、
ハイエンドオーディオ

エモーションのデモカーであるオーリスとほぼ同じシステム、音響加工内容のプランです。サイバーナビ X を中核とした極めて低価格なハイエンドシステム。ドア防振も初めから PAC1Plus を用い、ハイエンドの RS スピーカーを、20 万円台無敵のアンプ RS-A99X で駆動します。このシステムがどのくらいの実力があるかは、実際にエモーションのデモカーを試聴してみられてください。
ケーブルには、スタンダードクラスのものを用意しておりますが、あと 10 万円くらい追加出来そうなら、ケーブル類のグレードを上げると更に良くなります。また、パワーアンプの電源をクリーンにし、電源供給能力を上げるのなら、レギュレターの装着がお勧めです。それもかなり音質向上できます。




何の変哲もない、黄色のトヨタオーリスに、サイバーナビ X を中核としたシステムを組み込んでいます。見た目が違う点と言えば、A ピラーに埋め込んだツイーターだけ。ドアもインナーバッフルだしサブウーファーもありません。
手前味噌な言い方で恐縮ですが、“デモカーには音響の良い高級輸入車を”という常識を覆す、立体的で心地よい音質が再生できていると思います。ベースのオーリスもいたって普通の車ですし、この音はヴィッツやフィットのような小型車でも十分実現可能です。

是非一度、聴きにいらしてください。



TEL 092-939-0789





カロッツェリア・サイバーナビ

実践レポート



2017 年 9 月に発表されたカロッツェリア新型サイバーナビ、これをやっと試す機会を得ましたので、レポートいたします。

カロッツェリア新型サイバーナビ

パイオニアさん!よくやった!Good Job !

オーディオ機器、特にカーオーディオは、実際に手掛けてみないとその真の能力は判らないものです。どんなに優れた製品であっても、それを装着したデモカーの音響加工に問題があったり、サウンドチューニングか不完全であると、本来の性能は発揮することが出来ず、
デモカーを試聴した人から不当な評価を受けることもままあります。
そこで私たちエモーションは、気になったオーディオ機器は惜しげもなく購入し、使い倒してみるか、デモカーを借りて、徹底したサウンドチューニングをやらせてもらうなどと言った方法で、その製品の良し悪しを判断しています。
今回、新型のサイバーナビ発売に伴い、音質が大幅に向上したとの報を受け、何らかの形で我々が手掛ける方法を模索していたところ、この度デモカーを借りられる運びとなり、徹底的に調査することが出来ました。その結果は!
今回のサイバーナビ、間違いなくサイバーナビ史上最高音質です。しかも革新的に!



試聴評価

今回は、デモカーを借りて、徹底的にサウンドチューニングを行ってみるというテスト方法でしたので、私が普段調整に使っている音源での評価という事になります。
それぞれの音源とその評価は以下の通りです。

ジェニファー・ウオーンズ THE HUNTER


オーディオチェック用としては“ド定番”の音源ですが、実はイコライザー調整用としても、極めて優秀な音源です。
ベースの音階がハッキリと聞き取れます。このあたりが、パワーアンプが装着されているのではないかと、私が疑ってしまった要因です。
トライアングルの高音はみずみずしく、通常の再生よりも長く聴こえてきました。
イントロの“ギロ”は、一音一音がカウントできそうな程粒立ちが良く、高い情報量であることが判ります。
ボーカルは憂いのあるアンビエントをまとって、くっきりと浮かび上がります。なるほど内蔵アンプらしくない定位の立ち方です。普通、内蔵アンプだともっと平面的でしょう。



ジェーン・モンハイト Taking Chance of Love


ころころと転がるようにリズミカルなベースによるイントロの後、ハスキーでセクシーなボーカルが立ち上がります。
ハスキーなんです。ジェーン・モンハイトは、少しだけハスキーな声をしているんです。
それがハッキリわかるのは、音の鮮度が高い証拠だと思います。
また、歌の語尾に少しだけ入ってくるビブラートが、非常に楚々と聴こえます。
ビブラートを大仰にいれるか、楚々とした感じで入れるかは、ボーカリストのテクニックです。音楽的効果を考えてそれを行っているのでしょう。大仰なものは判りやすくとも、楚々としたビブラートはともするとやっているのかいないのかが判らない時があります。しかしボーカリスト、中でも一流の人は、必ず音楽的効果を考えてやっているので、そういった小さなニュアンスの違いが明瞭に聴き取れるほど、アーティストの意図した音楽的な感動が伝わります。



ロバータ・ガンバリーニ Easy Love
ロバータ・ガンバリーニ Easy to Love  Tr,4 On the Sunny Side of the Street

この音源のボーカルは、センターよりもやや左側に出ます。
簡易的なプロセッサーしかないナビだと、センターにがっちりと出てしまう事がままありますが、今回のサイバーではセンターよりもわずかに左の位置にきっちりと定位して揺らぎません。調整機能が大幅に向上したおかげだと思います。
それにしても、スキャットが心地よい、思わずドライブしたくなります。

まだ他にもたくさん試聴しましたが、このくらいにしておきます。





「本当に内蔵アンプ?」と疑いたくなるほどの音離れの良さ。

とにかく、抜群に音離れが良い。パイオニアさんが所有するデモカーと言えども、ベースは単なる営業車。プロショップレベルのドア防振やドアバッフルなどは施しておらず、同社のメタルインナーバッフルとビビり止め程度のデッドニングのみ。サブウーファーは付いているものの、パワードタイプであるため、本格的な低音は望むべくもありません。
しかしこの音離れの良さは何なんだ?私を含め、試聴したエモーションスタッフの全員が「これ、パワーアンプが入っているんですか?」と聞いたほどです。




驚くほどの SN の高さ。

SN とは、ノイズと信号の比率の事で、この数値が高いほど、ノイズが少ないオーディオだと言えるのですが、ノイズがどの程度信号にかかってくるかというのをノイズフロア(根底にあるノイズ)と言い、これが大きいほど微小信号がノイズに埋もれてしまい、情報量が減ります(平たく言うと、音数が減って音が悪くなる)。
今回のサイバーナビの SN の高さは別格だと思います。
ナビとオーディオ専用機との差は、この SN にあったと言っても過言ではありません。
ナビという複雑な電装機器は、多くのノイズ源となり、それがオーディオに混入することでオーディオの音質を劣化させていたわけです。
ところがこの新型サイバーナビ、オーディオ専用機並みにノイズが少ない。いや、下手なオーディオ専用機は勝てないと言っても良いレベルなのではないでしょうか。



ハイレゾ再生に不可欠なダイナミックレンジの確保

ハイレゾ再生では、とかく周波数レンジの事ばかりが言われますが、私は 16bit  24bit のダイナミックレンジの差こそが大きいのだと考えております。
ダイナミックレンジとは、再生できる(記録できる)最も小さな音と最も大きな音の差の事で、音の大きさを表す dB(デジベル)という単位で表示されます。
この数値が大きいほど、音が良いとお考えいただいて間違いはありません。
CD 等の 16bit の場合、このダイナミックレンジは 96dB あります(これでも CD 発売当初は大いに驚かれたものです)。それに対し、ハイレゾの 24bit だと 144dB にもなります。
96dB  144dB 、その差 48dB 。デシベルで見ると差は 2 倍もありませんが、デシベルとは対数比で、 6dB 違えば 2 倍の差があります。従って 48dB も違うと、その差は 200 倍以上になります。
“なんと最も小さい音と最も大きな音の差が、200 倍以上も違う”
この差をきっちりと再生できるオーディオ装置こそが、私は本物のハイレゾ再生機だと思っております。( 40kHz まで再生できるかどうかよりも重要です)。
その為には、ノイズフロアを下げ、 SN を向上させ、更には大音量でも揺るがない、優れたアンプが必要となります。正しく!今回のサイバーナビはその条件を満たしてきたと言っても良いでしょう。
内蔵アンプは、流石にパワーアンプに勝てないものの、それでもナビの内蔵アンプとしては突出しています。また優れた SN も、微小信号がノイズに埋もれることなくしっかりと再生されています。
ハイレゾが、本当にその真価を発揮するためには、このような高ダイナミックレンジの思想に基づいて作られたオーディオ機器が増えていかなければならないと思っております。



ハイエンド機には不可欠!デジタルプロセッサーのフルスペック機能。

今では多くのナビにデジタルプロセッシング機能が搭載されていますが、その多くは簡易的なもので、少し突出したサイバーナビの 2016 年モデルであっても、準フルスペック程度の機能しかありません。音質強化ナビの雄であるダイヤトーンのサウンドナビ・プレミアムモデルだけが、唯一フルスペック機能を有していた状況が長く続いていました。
今回のサイバーナビでは、デジタルプロセッシング機能のフルスペックが搭載されています。しかも非常に洗練された形で。



きわめて細やかなタイムアライメント調整


タイムアライメント

先ずタイムアライメントですが、これは 3.4o ステップ。
現在の高音質型ナビの中では、最も細かいステップになっており、非常に詰めた調整が可能となっております。



ウエイ + サブウーファーのマルチシステムが可能なクロスオーバー


クロスオーバー

クロスオーバーは、 DEH-P01 などと変わらない構造ですが、フロント 2 ウエイ + サブウーファーまでが構築可能。カーオーディオマニア向けにフロント 3WAY まで欲しかったんですが、それは今後の課題と言えるでしょう。
また、クロスポイント周波数の設定は、旧来と同じ 1/3 オクターブ刻みで設定できます。
しかしクロスポイントの設定に関して、私はもっと高い欲求を持っています。
デジタルプロセッサー単体機で、 HELIX  MATCH などのオーディオフィッシャー社の物は、クロスポイントの設定が 1/52 オクターブとほぼリニアに設定できます。これが実に使える。
ほんの僅かのクロスポイント周波数の違いが、大きな音質差を生みます。これも今後の課題とすべきでしょう。
とは言え、カロッツェリア X 以来続く、1/3 オクターブ刻みのクロスポイント設定は、実はダイヤトーンサウンドナビでも同じです。
オーディオフィッシャー社のデジタルプロセッサーがこの点で飛びぬけているだけなのかもしれませんね。



サブウーファー独立、31 バンド左右独立イコライザー


31 バンド左右独立イコライザー

これはサブウーファーを独立調整にしたところが大きかったですね。
低音は波長が長く、サブウーファーはエンクロージャー形状や配置によって、特定の周波数だけが壊れてしまう事が多々あります。
フロントスピーカーとサブウーファーが、位相的に一致し、タイムアライメントが一致している状態でも、例えば 80Hz だけが逆位相となって死んでしまっていると言うような状態が頻繁に起こります。そんな場合、サブウーファーかミッドバスの、位相が回っていると思われる側(概ねサブウーファー側であることが多い)のイコライザーポイントを限界まで落とすことによって、該当する周波数の信号が復活します。
だったらクロスオーバーをより急峻な 24dB/oct くらいに設定すれば、重なり合う所が減るじゃないかと考えもしますが、それだとユニット自体の位相が回りすぎてしまい、低音楽器の高音部に於けるハーモニクスとの繋がりが悪くなって、音のニュアンスが損なわれます。
左右独立に加え、サブウーファー独立のイコライザー、これは使えますよ。
出来ればツイーターも独立としてほしい所でしたが、それも今後の課題としましょう。



音質向上が著しいマスターサウンドリバイブ。これは使える!


マスターサウンドリバイブ

CD  WAV などの 16bit 音源や、 MP3 などの圧縮音源などに含まれる量子化ノイズ(量子化歪)を排除することでダイナミックレンジの枠を広げ、更にハイレゾ並みの高域特性を実現する機能です。
CD 再生時に、サウンドマスターリバイブを OFF から MODE1 にした瞬間、音の鮮度が全く違うものに変わった。これは凄い。明らかにハーモニクスが増えたような感じに聴こえます。
また、こういった機能にありがちな、エフェクト感や、何か音が追加されたような感じは全くありません。敢えて例えるならば、安物の CD プレイヤーを、CD トランスポートと DAC の高級セパレート機に変えた時のような違いを感じます。
ただし私が思うのは、この機能をわざわざ選択機能としてメニューに入れる必要はなかったのではないか。初めからインストールされており、CD  WAV 再生時には MODE1 が、 MP3 再生時には MODE2 が自動的に切り替わるような、そんなプリインストール機能で良かったのではないかと感じています。でなければ変な誤解を招く恐れもあるからです。
オーディオに純粋さを求める人ほど、エフェクト機能を嫌います。
このサウンドマスターリバイブは、決して音を変えたり継ぎ足したりするものではなく、デジタルプロセッサーのように失われたものを修復する機能です。
これからの CD 再生や圧縮音源再生には、大いに期待できる機能だと思います。
それ故に、「付いているのが普通」というような機能であってほしいという想いがあります。



節電のために、使わない電気は消しましょうね、音質のためにも。


節電機能

これもカロッツェリアの伝統と言えるかもしれません。ディスプレー OFF 機能です。
ナビ下側にあるスイッチの「 NAVI 」と表示されたところを長押しすることで、ディスプレーを OFF に出来ます。
ディスプレーが消えた瞬間、音の質感が一気に上がりました。これには私も少し驚きです。
過去に、カロッツェリア X シリーズの RS-D7X や、 DEH-P01 などでも、ディスプレーを消すことが出来ましたが、今回のサイバーナビではディスプレーを消した時の音質向上が過去の機種とは比較になりません。
ナビ画面が、かくも音質を劣化させていたのかを、改めて知る結果となりました。
ナビを使用しないときは、なるだけ画面を消して音楽を聴いた方が絶対に良いと思います。



       以上が、今回パイオニアさんからデモカーをお借りし、使い倒してみた私のレポートです。

       そして何よりも、今回のサイバーナビが素晴らしいのは・・・・・・・・・


これだけの高音質機能と、最高水準のナビ機能を持ちながら、
なんと 10 万円台半ばから購入できるという事です。


カタログプライスはオープン価格となっていますので、エモーションでの価格はお問い合わせください。

以下にシステム例として 7 型( 7 型ワイド)と、エモーションスピーカー交換プラン MOD,1 を組み合わせたシステム例を掲載しておきます。
取り付け費込で表示しております。

カロッツェリアサイバーナビのラインナップ等、詳細は、カロッツェリア HP をご参考ください。




新型サイバーナビ、ハイレゾ再生低価格システム

OutlineShape10

OutlineShape10

ナビの取り付け費(本体取り付け費)は含んでおります。
取り付けキットの費用は含んでおりません。
リアカメラ等のオプションは含みません。
型や車種別 10 型など、他のモデルをご希望の方は、別途お見積りとなります。


これらを全て合わせて、税別 235,000 にてご提供いたします。




TEL 092-939-0789