カーオーディオを始たい方の

完全ガイド



まるで何かの攻略本のようなこのタイトルですが、まさしく、攻略法の解説です。
車を買って、さぁ楽しくドライブと思って出発しても、お気に入りの音楽がちっとも楽しく聴こえてこない。これじゃドライブの楽しみも半減するというもの、そこでカーオーディオの音を良くしたいと考えてはみたものの、何から始めたらよいのか、どのくらい費用が掛かるのかが全く分からない。

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ほとんどの方がこのような状態で思考停止されるのではないかと思います。そこで、現状に合ったカーオーディオ選ぶにはどうしたらよいのかと言うノウハウと、それにかかる大まかな予算を解説したいと思います。







オーディオの鉄則!弱いところからグレードアップする。


車をオーディオレス仕様でご購入された方でなければ、何らかのオーディオ装置は付いているはずです。最近の車ならほとんどの場合、音楽ソースはナビゲーション(AVN機)だと思います。
音質にご満足いただけないのには、必ずどこかに原因があるはずです。それがソースユニット(ナビ)なのか、スピーカーなのか。その状態で最も弱い部分、即ち音が悪い最大の原因となっている部分から手を付けていくことが鉄則です。
その為には、どこが一番弱いのかを知らなければいけませんね。その一番弱いところをピンポイントで改善していくのが、オーディオグレードアップの最大のコツです。

例えば、低音が足りないと感じたとします。
そこで「ドア防振(デッドニング)をすれば、少しは改善するかな」と考えたとします。
確かにドア防振をすればしない時よりも低音が伸びることはありますが、まちまちです。
低音が欲しいと思えば、サブウーファーを導入するのがまず先決です。
このように、ピンポイントで不満点を改善するものを導入していきます。
では、車を買ってカーオーディオを装着したいと考えた時、何から始めたらよいか、まずは下のチャートから始めてみましょう

チャート

タイムアライメントの有無が明暗を分けます。

車を買った時の状態、特にナビの音響性能によって、まずは何から始めたらよいかが異なります。
ナビの音声機能で非常に大切なのは、タイムアライメントだと思います。
タイムアライメントとは、デジタルプロセッサーの機能の一つですが、カーオーディオシステムの中に、デジタルプロセッシング機能が有るのと無いのとでは、雲泥の差が出ます。

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カーオーディオはホームとは異なり、良くできた2本のシステムスピーカーの中間で音楽を聴取することが出来ません。ましてやカーは、各ユニットの取り付け位置もバラバラ。つまり良くできたスピーカーシステムですらないというのが現状です。

また、反射音の影響も大きく、車室内には多くのデコボコがあり、定在波も多く発生します。ミッドバスを取り付けるドアの音響特性も、ホームオーディオのエンクロージャーとは比べるべくもなく、スピーカーが出す音に共振して様々な雑音を発生します。
つまり、音が壊れてしまっているわけです。これを元に戻し、ホームのようにピュアに音を聴くために用いる装置がデジタルプロセッサーです。
ここで一度、きちんと定義しておきましょう。

カーオーディオの音は、そもそも壊れてしまっています。これでは純粋に音楽を楽しむことが出来ません。その壊れた信号を修復し、元に戻し、ホームオーディオのようにピュアに音楽を楽しむことが出来るようにするカーオーディオ機器、それがデジタルプロセッサーです。

デジタルプロセッサーは、正確にはデジタル・シグナル・プロセッサー、略してDSPと呼ばれます。従って、以降DSPと呼称します。


DSPあり DSPなし グラフ

この図は、少々乱暴かもしれませんが、純正状態からスピーカーを変え、サブウーファーを入れ、パワーアンプを入れるまでの、一連のシステムアップの中で、DSPが有る場合と無い場合との音質差をイメージしてグラフ化してみたものです。
デジタルプロセッサーが有れば、スピーカーやパワーアンプなどのシステムアップも、全く異なる次元でなされていることを判ってくださればそれで結構。
注目していただきたいのは、スピーカーが純正状態であっても、デジタルプロセッサーが有れば、無い場合でのシステムアップを行っていった場合よりも音が良いという事実です。つまりこれは、こういうことが言えるわけです。

DSPをきちんと調整すれば、純正スピーカーのままの状態でも、デジタルプロセッサーなしでスピーカーを変えた時よりも、音が良くなる。

という事が言えるのではないでしょうか。
もっとも、スピーカーの価格(音質)にもよるとは思いますが。

では、上のチャートの、それぞれの項目を解説して行きましょう。


DSPの装着から始める

これは以下の条件の場合に対象となるでしょう。

  ① ナビにタイムアライメント機能が無い。
  ② しかしナビは交換したくない(できない)。
  ③ 車室内の加工はしたくない(1DINスペースを作りたくない)
  ④ 1DINスペースを作りたくても、車室内にそのような場所が無い。
  ⑤ 標準装着のナビを外すことが出来ない。

このような状態、このようなご希望をお持ちの方は、まずDSPの装着をお勧めします。

現在のDSPは非常に優秀で、ナビのスピーカー出力から入力しても、RCA(プリレベル)から入力したのとそう大きく変わらないくらいの高音質を発揮します。恐らく入力インターフェイスとA/Dコンバーターが優秀なのだろうと思われます。
デジタルプロセッサー単体機には、大きく分けて内蔵アンプ機とアンプレス機が存在します。それぞれの特徴は以下の通り。

〇 内蔵アンプ機
強力なD級アンプを8チャンネル以上搭載した機種が多い為、ナビの内蔵アンプからだと、アンプ面でも大きなグレードアップとなるでしょう。アンプレス機よりも低グレードの扱いとなる場合が多いですが、プロセッシング機能は決して見劣りしません。駆体も小さなものが多く、取り付け場所を選びません。但し、現在発売されているものはプリアウト機能(RCA出力)が無く、これ一台で完結するタイプの物ばかりです。従って、将来高音質なパワーアンプにシステムアップするご希望をお持ちの方は、最初からアンプレス機にされた方が良いでしょう。

MATCH PP-82DSP



〇 アンプレス機
パワーアンプを内蔵していないため、素の音質は内蔵アンプよりも優れているものが多いです。またそのため、別途パワーアンプを用意する必要があり、内蔵アンプ機よりも割高になりますが、より高音質を求める方や、システムアップ嗜好の方はこちらを選ばれた方が良いでしょう。ご予算が届かない場合は、取り敢えず、1万円台の安いパワーアンプにしておいて、2~3年使った後、高音質なパワーアンプにグレードアップするという方法もあります。

実はDSPを選ぶ場合、アンプ内蔵機よりもアンプレス機に低価格なアンプを組み合わせたやり方の方がお勧めです。

理由は、1、基本的な音質はアンプレス機の方が良い。2、価格は大して変わらない。3、後でより高音質なパワーアンプに交換しやすくなる。という事です。

HELIX DSP MINI  HELIX DSP .3  HELIX DSP Pro Mk2  HELIX DSP ULTRA


DSP HELIX DSP MINI  パワーアンプ カロッツェリア GM-D1400Ⅱ  電源ケーブル RCAケーブル  オーディオ取り付けインストール  音質調整サウンドチューニング

これらすべての機器と、その取り付け費、音質調整料まで含めて、
¥135,000(税別)
通常価格¥155,400(税別)

これは、ヘリックスDSP MINIと言うアンプレス機に、カロッツェリアの低価格、高音質パワーアンプのGM-D1400Ⅱを組み合わせ、取り付け費、技術料、音質調整料を加えたエモーションの特価プランです。
税別¥135,000です。アンプ内蔵機のMATCH(マッチ)PP-62DSPを装着する場合の価格、税別¥130,000と5千円しか変わりません。

MATCH PP-62DPS  GROUND ZERO GZDSP4.80AMP  audison Prima AP5.9 bit

上のどれを選ばれても、商品代、ケーブル代、取り付け費、調整料、込み、
通常価格、¥170,000 円のところを、
特別価格¥130,000(税別)


今後ナビが標準装備されるに従い、低音質化は避けられないと思います。一部に純正オーディオも音が良くなったという人もいますが、良いカーオーディオの音を一度でも体験した人が純正オーディオの音を聴けば論より証拠。間違いなく音が悪くなっていることにお気づきになられるでしょう。
現実問題、ナビやオーディオが純正標準装備化されると、それは車の原価になります。車メーカーが原価削減を目指すのであれば、ナビ機能を落とすわけにはいきませんので、音質面がコストダウンの対象となります。実際私の経験上でも、ナビが標準装備化されて音質が良くなったケースは全くなく、寧ろ驚くほど音質が劣化するケースはかなり多くあります。そこで標準装備になった途端、ことさら高音質を宣伝するようになるのです。
カーオーディオをより良い音質にし、ドライビングライフをより充実したものにするためには、これからの時代、DSPの装着は避けられないと思います。

DSPについてより詳しくお知りになられたい方は、以下のHPコンテンツをご参照ください。

DSP、デジタルプロセッサーの極意





高音質ナビの装着から始める

これは音の良いナビに買い替えよう、或は最初から音の良いナビを入れておこうという方法なので、以下のような条件の方が対象となります。

  ① 今付いているナビを変えても良いとお考えの方。
  ② 初めからオーディオレス(ナビなし)でお車を購入された方。
  ③ 上記の条件の下で、ナビとは別にデッキを付けることを好まない方。

初めから高音質目的でナビを購入するのなら、フルスペックのDSP機能を持ったナビをお選びされることをお勧めします。

カロッチェリア サイバーナビシリーズ  カロッチェリア サイバーナビXシリーズ  ダイヤトーンサウンドナビプレミアムモデル

DSPのフルスペック機能とは、マルチシステムが組めるクロスオーバーが搭載されていること、細かいタイムアライメントが搭載されていること、31バンドの左右独立イコライザーが搭載されていること。これが最低水準だと思います。

カロッツェリアのサイバーナビは、910シリーズよりフルスペックDSP搭載機となりました。それの音質をさらに向上させ、かつて同社のフラッグシップだったカロッツェリアXシリーズのXを関するモデルがサイバーナビXシリーズです。

ダイヤトーン サウンドナビは、プレミアムシリーズのみにフルスペックDSP機能が搭載されており、スタンダードモデルにはありません。これは初代のMZ60から同じですので、中古品を探している方は安いからと言ってスタンダードシリーズには手を出さない方が良いと思います。

取り外しができない純正ナビであっても、市販ナビを装着できる可能性があります。

純正ナビ標準装備車の場合、ナビの交換ができない場合が常で、逆に交換可能なものは見たことがありません。そのような場合、ナビやオーディオ性能にご不満があれば、高性能な市販ナビをどこかに装着することも可能です。
その際、どこかにナビ装着可能な2DINスペースを製作する必要があります。

ホンダ S660の助手席前に2DINスペースを制作した例  マツダCX-5のグローブボックスに2DINスペースを制作した例


例え簡易的でもDSPが搭載されていれば雲泥の差、低価格ナビ

カロッツェリアサイバーナビや、ダイヤトーン・サウンドナビなどの、フルスペックDSP機能を持ったナビではどうしても予算を超えてしまうとお考えの方、低価格ナビであっても、簡易的なDSP機能が搭載されている機種が増えています。

カロッツェリア 楽ナビRZシリーズ以降  ケンウッド彩速ナビシリーズ


ポイントは、タイムアライメントの有無

低価格ナビでも使えるポイントは、タイムアライメントと言う機能を持っているかどうか。
これはタイムコレクション、或はディレイなどとも呼ばれますが、全て同じ機能です。
高音質ナビを導入するご予算に乏しい場合は、簡易的なDSP機能であっても、あるのと無いのとでは雲泥の差が出ます。

高音質ナビをもっと良くお知りになられたい方は、以下のHPコンテンツをご参照ください。

エモーションでナビを買うメリット  サイバーナビ解説






高音質ヘッドユニットの搭載から始める

これはナビではなく、従来からある音響専用機、要するにヘッドユニットを装着するという方法です。
基本的にナビ機能はありませんので、次のような方が対象となります。

  ① ナビはいらないとお考えの方。
  ② ナビは必要だがポータブルやスマホで十分。音にお金を掛けたいとお考えの方。
  ③ 2DINナビが必要だが、高音質にしたいので、車室内に1DINスペースを作って
    ヘッドユニットを入れても良いとお考えの方。
  ④ 純正ナビが標準装備で外すことが出来ない車種にお乗りの方で、1DINスペース
    を作っても良いとお考えの方。
  ⑤ CD派の方。

ヘッドユニットと言う名称は、カーオーディオを専門的にやっている人たちの間では一般的ですが、この名称を使わないメーカーも多くあります。例えばカロッツェリアの場合、カタログには「CDメインユニット」と記載されています。いずれにせよ、音楽ソースを再生し、ボリュームなどのコントロール機能を持たせたユニットで、内蔵アンプを持つものが主流です。

高音質なヘッドユニットは、かつては多くのメーカーが作っていましたが、今ではそのほとんどが、ソースユニットの主軸をヘッドユニットからナビへと移し、ヘッドユニットは残念ながら低価格機ばかりになってしまいました。

そんな中、唯一高音質機を作っているのがカロッツェリアです。
カロッツェリアは現在、DEH-970とDEH-P01と言う二機種の高音質ヘッドユニットを発売しています。

従って今、ヘッドユニットを選ぶなら、カロッツェリア一択となります。

DEH-P01
DEH-P01
発売以来、エモーションでもコンスタントに売れ続けているロングセラーモデルです。
ハイエンドクラスの音質とフルスペックのプロセッシング機能を持ち、カーオーディオの最大システム構成であるフロント3WAY+サブウーファーにまで対応。アンプは内蔵しておらず、内蔵アンプと同クラスの6chアンプを同梱。CD以外の音楽ソースは、USB1系統とAUX2系統を持ちます。


DEH-970
DEH-970
システム構成は、フロント2WAY+サブウーファーまで対応。4chアンプを内蔵し、フロント2WAYまでなら内蔵アンプによるマルチ駆動が可能。プロセッシング機能は、DEH-P01のようにフルスペックではなく、限定的ですが、それでもサイバーナビや楽ナビよりも高度なプロセッサーが搭載されております。
また入力機器が充実しており、CD以外にはUSB2系統、SD1系統、AUX2系統の入力を持ちます。


FHシリーズ FH-9400DVS
FHシリーズ
写真の物はFH-9400DVS、フロント2WY+サブウーファーまで構築可能。
DEH-970の性能とよく似ていますが、イコライザーが左右独立ではなかったり、ツイーターの位相切り替えが無かったりと、DEH-970よりも機能的にはやや劣ります。但しDVDが視聴できる機能とスマホと連動できることから、ナビアプリを画面に出すことで、スマホの力を借りたカーナビ機能を持つところが大きなメリットです。2DINサイズですので、簡単にどこかにスペースを作って、と言うわけにはいきません。寧ろ、ナビにするかこれにするかと言う選択基準になろうかと思います。


・1DINスペースを作ってまでヘッドユニットを入れるメリット。

1DINスペースを作り、ヘッドユニットを装着するパターンで最も多いのが、ナビが標準装備で取り外すことが出来ない車種です。
この場合、1DINスペースを作ってヘッドユニットを装着するか、DSPを装着するかの選択になります。

昨今のDSPは大変優秀です。特に、純正ナビや安い市販ナビのスピーカー出力(アナログ出力)から信号を入力しても、驚くほど良い音で鳴らしてくれます。しかしここに問題があります。

昨今の純正オーディオは、様々なエフェクトを駆使して音を変えている。

最近の純正カーオーディオ、特に標準装備化されたナビオーディオには、ユーザーが調整できない隠された音響エフェクトがふんだんに搭載されている場合があります。
それには次のようなものがあります。

・プリセットイコライザー
ユーザーが調整できない、オフにもできないイコライザーです。

・一部周波数左右逆相(いちぶしゅうはすうさゆうぎゃくそう)
最も致命的なエフェクトです。オーディオの常識から外れています。

・リバーブ
エコーの事です。極めて不自然な音になります。

・固定ディレイ
タイムアライメントが入っていて、オフに出来ない状態です。

このようなエフェクトは、非常に品質の悪いオーディオ機器をごまかすために使われるものです。カーオーディオを軽く流しBGM的に聴かれたい方にとってはこれで良いでしょう。
しかし、車を第二のリスニングルームと考える方にとっては、とても音楽を感動的に聴くことはできないでしょう。
これの改善方法は二つあります。

1、DSPを装着し、音楽再生をナビでは行わず、
  スマホやDSP(デジタルオーディオプレイヤー)で行う方法。

2、どこかアクセスしやすい場所に1DINスペースを製作し、
  ヘッドユニットを装着する。

この中で2の方法が、ここで紹介しているヘッドユニットを装着する方法です。

1DINスペースの制作は、一つ一つ純正同等のクオリティで仕上げられます。

空白スペースだったところを1DINに加工し、DEH-P01をインストール  ホンダ、ヴェゼルのダッシュボードに1DINスペースを製作し、DEH-P01をインストール

スバル、レガシィのグローブボックス内部にDEH-970を装着  トヨタ、プリウスの、運転席正面に1DINスペースを製作しDEH-970を装着、使い勝手も良く、非常に見やすい。

ホンダ、グレースのエアコンパネル下に1DINスペースを製作し、DEH-P01をインストール  トヨタ、プリウスの、上部グローブボックスに1DINスペースを製作しRS-D7XⅢを装着




スピーカーから始める

純正カーオーディオの中で、最も弱い部分がスピーカーです。そしてカーオーディオをシステムアップ、グレードアップするとき、最も弱い部分から手掛けることが鉄則です。従って真っ先にスピーカーを交換することは理に適っています。ただし、そのスピーカーを動かすナビの音声機能が粗悪なら、せっかくスピーカーを変えても少ししか音質向上したように感じず、ひどい場合だと、非常に癖のある、聴くに堪えない音になってしまう事があります。
私も数年前までは、まず初めにスピーカーから交換することをお勧めしておりました。しかし純正市販問わず、ナビのオーディオ品質が低下してきた昨今、スピーカーの交換だけでは、お客様に「絶対に良くなる」とお約束することが困難となってきました。
そこで、スピーカー交換だけで、「絶対に良い音に出来ます」と断言できるナビの基準は次の通りです。

〇 今お使いのナビが、タイムアライメント機能を有すること。

これだけです。
これさえあれば、私はお客様に、スピーカーを交換するだけで、びっくりしていただけるレベルの音質をご提供することが出来ます。

〇 ナビのタイムアライメントを最大限に生かす、エモーション独自のテクニック、
  “バイワイヤリング方式”。

フロント2ウエイマルチシステムが可能な機器は、現時点では、カロッツェリア、サイバーナビシリーズ並びにサイバーナビXと、ダイヤトーン、サウンドナビ以外のナビ、更にデッキで言えば、カロッツェリア、DEH-970、DEH-P01、FHシリーズ、これら以外のオーディオ再生機は、全てフロント2WAYクロスオーバーを持ちません。要するにシステム規模は、フロント・リア タイムアライメント+サブウーファー となっています。
これは左右スピーカーの距離差を埋めることはできても、ツイーターとミッドバス間の距離差を埋めることが出来ません。
システムスピーカーは、ツイーターとミッドバスの距離差がなくなって、要するに位相差がなくなって初めて最大の情報量、最大の解像度を発揮します。
では、そのような状態のナビにあって、スピーカーを交換する際に、最大の効果を発揮させるためにはどうしたらよいか、それはツイーターとミッドバスを独立でタイムアライメント制御することです。そうすることで、左右のツイーター、ミッドバス、合計4つのユニットが全て独立して調整できることになり、ツイーターとミッドバスの距離差も埋めることが出来ます。その結果、その車、そのナビ、そのスピーカー、その時の音響加工における、最大、最高の情報量、解像度、音のリアルさを発揮できるようになります。
これをエモーションでは“バイワイヤリング方式”と呼んでいます。

バイワイヤリング方式では、ナビのフロント出力をドアのミッドバスに繋ぎ、リア出力をツイーターに繋ぎます。
その際、クロスオーバーネットワークが必要となってきますので、エモーションでは、ツイーターとミッドバスが完全に独立したパッシブクロスオーバーネットワークを製作しております。

エモーションオリジナル
バイワイヤリング用、パッシブネットワーク

バターワースフィルターを基準に、ツイーターとミッドバスが離れたレイアウトでも、繋がりやすくなるフィルター特性に変えてあります。
クロスポイントは、5kHz、4kHz、3.5kHz、2.5kHzとあり、使用するスピーカーに合わせて選択しますが、特定のスピーカーの場合、少しチューニングしています。
どうせ見えないところに設置する機器ですので、見た目を出来るだけ安く上げ、パーツを高品質なものにしています。


バイワイヤリング方式 システム図
バイワイヤリング方式 システム図



エモーションのスピーカー交換は3タイプ

エモーションのスピーカー交換プランには3タイプあり、シチュエーションに応じてお選びいただけます。

〇マルチシステム
サイバーナビや、ダイヤトーン・サウンドナビ、或はDEH-P01、DEH-970などの、フロント2ウエイマルチシステムが可能なナビ・ヘッドユニットをお使いの場合にお選びいただけます。

〇バイワイヤリングシステム
全てのナビや純正オーディオでもお選びいただけます。内蔵アンプが全てフロントスピーカーへ入力されるため、パワー的に有利となりますが、リアスピーカーは鳴らせません。

〇バイワイヤリングなしシステム
通常の接続方式です。リアスピーカーも鳴らされたい方や、予算を出来るだけ低く抑えたい方向けです。


・エモーションでスピーカーを選択する基準。

スピーカーは価格なりです。高価なものほど、音響的に優れた素材がふんだんに使用してあり、また製作精度、組み立て精度も遥かに上で、その結果、高価なスピーカーの方がより良い音がします。
私はいつも、世界中のスピーカーの中から、安くても良い音のものを探そうと懸命になっていますが、それほど多くはありません。
しかし高いからと言って、必ずしも良い音がするとも限らず、まず設計者にセンスが無ければ、如何に高級素材をふんだんに使おうと、良い音はしないでしょう。
また、普通の素材、普通の組み立て精度であるにもかかわらず、ブランド力からか、他社製品よりも割高な価格設定である場合もあります。
いずれにせよ、お客様利益の観点から、価格以上のクオリティがあり、素材や精度が高く、それでいて常識的な価格に設定されているスピーカーを選び、お客様に提供するよう心がけております。
その為には、チャンスがあれば必ず試聴し、スピーカーの品質を検証しなければなりません。そうやって見つけ出したスピーカーを皆様にお勧めしているわけであります。
しかしそればかりが良いとは限りません。
オーディオ機器を選ぶという行為は、品質やコストパフォーマンスだけではなく、お客様のあこがれや夢も大切な要素です。寧ろそちらの方が優先されるべきかもしれません。お客様にあこがれのブランドや夢のオーディオ機器が存在しているのなら、それを使って最大限良い音でご提供できるよう努力することも、カーオーディオプロショップの使命であると思っております。


厳選された、価値を超える音質を持つスーパースピーカーたち


もっと詳しくお知りになられたい方は、以下のHPコンテンツをご参照ください。


“スピーカー交換プラン”









カーオーディオ最初の一歩を踏み出した後、次に進むべきポイントは、


DSPの装着から始めた方  高音質ナビの装着から始めた方  高音質ヘッドユニットの搭載から始めた方  次はスピーカーを交換する

カーオーディオを始める最初の段階で、A「DSPの装着から始める」、B「高音質ナビの装着から始める」、C「高音質ヘッドユニットの装着から始める」を選ばれた方は、次のステップでは「スピーカーを交換」します。

無論、ご予算がある場合は、A、B、Cと同時にスピーカー交換を行ってもよいでしょう。


では、スピーカー交換から始められた方は、次のチャートをご覧ください。

チャート

スピーカーを交換された後、DSPを装着するか、ナビを交換するか、1DINスペースを作ってヘッドユニットを装着するかは、ユーザー様の好みとなります。
何を優先するのかで決めていけばいいでしょう。

カーオーディオは教養を育む趣味。

さていかがだったでしょうか。
カーオーディオと一口に言っても、大変わかりにくいと思います。
昨今の車はオーディオレスで販売されるケースは稀で、大抵の場合、音楽を聴ける状態で納車されます。その音質が非常に悪く、音楽を楽しめないために、カーオーディオをより良いものに交換したいと思うようになるわけですが、どこから手を付けたらよいのかが今一つ分かりにくい。

このコンテンツで解説されている通りにカーオーディオをグレードアップしていけば、ほぼ間違いありません。最初の段階でご満足されたら、もうそれ以上は何もする必要はないでしょう。もっと良い音が欲しいと思われたのなら、そこから徐々にシステムアップして行かれると、より一層楽しくなります。

楽しくなる。つまりそれは趣味という事です。

良い音で音楽を聴くという事は、知的好奇心を促す行為です。
知的好奇心を刺激するのであれば、どんな音楽ジャンルであろうと良い音で音楽を聴くという楽しみは、須らく教養に繋がると私は信じています。

皆さまが、カーオーディオで音楽を聴くという行為を通じて、知的好奇心を満足させ、豊かな教養と豊かな人生を送っていただけることを願っております。





TEL 092-939-0789


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