ドア防振をしましょう。


スピーカーを交換しても、しなくても、車のドアは音響には全く不向き。
ドアを音響加工することでスピーカーを最大に活かす事が出来ます。


ドア防振とは、防振することで何が良くなるのか。

カー用スピーカーはドアに取り付けられるケースがほとんどです。その車のドアは鉄板で出来ています。鉄は固有の共振周波数を持ち、またそれが長く続きます。鉄板を叩くと「バ イ~~ン!」という音が長く続くことは容易に想像できるでしょう。その鉄板はスピーカーから出る音に叩かれて独自の音を出すとお考えください。これを「共 振」と言います。鉄板の共振音は音楽をひどく濁らせ、クリアさを失わせ歪感を増やします。リスナーはそれと気付かずに鉄板音交じりのスピーカーの音を「濁った悪い音」として聞いてしまっているのです。
ドア防振は、この鉄板音を排除し、スピーカーの音を、混じりけのないクリーンな音にする目的で行います。
実際その効果は大きく、低音のみならず、ボーカルやギターの音まで クリアで躍動的になります。とここまで書いて「あれ?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。「デッドニングしてみたけど、あんたが言うほど効果なかったよ」と言われる方もいると思います。


ドア防振で大切なことはたくさんありますが、最も大切なことは “根性” です。
と言うとあまりにも漠然とし過ぎていますが、要はドア防振用の防振材は "密着度が高ければ高いほど、その効果は高くなる" という特徴があり、密着度を上げるためには、まずドア鉄板の油分を徹底的に取り去り、しかる後まるで「塗装したかのごとく」圧着するわけです。それは体力と気力の大変いる作業で、まさしく根性が必要な行為となります。 そのほかにもテクニックはたくさんありますが、ドア防振してみたが、あまり効果を感じなかったとお考えの方は、ほとんどの場合、この密着度が低い事が原因です。鉄板の共振音を取ることがその目的ですから、密着度が低いと、共振音を十分に排除できず、あまり効果を感じられなくなります。


ドア防振のテクニック

では、ドア防振のテクニックは“根性”の他に何があるのでしょうか。
ドア防振の素材は、各社からいろいろなものが発売されていますが、大きく分けるとブチル等のゴム系とウレタン系に分けられるようです。翻ってドア防振の目的は鉄板の音を出来るだけ小さくする事であり、振動そのものを消すものではありません。良く勘違いされているなと感じるのが、ドア防振がドアのサービスホールを塞ぐことが目的であると思われていたり、 メーカーのデモンストレーションで、防振材を小さく貼っただけの鉄板をたたいて、貼っていない鉄板よりも音を小さくして見せることから、ほんの少しだけ張れば良いと思われていたりもする事です。
しかし防振の目的はあくまで ”スピーカー以外の音をドアから除去する事” です。従って適量と言うものがあります。貼りすぎると音が詰まってしまうとよく 言われますが、これは事実です。では適量とはどのくらいの量のことなのでしょうか。


音がつまった感じになる理由は、防振素材にも吸音材ほどではないにせよ、吸音効果があり、使いすぎると音を吸い過ぎて、響きや音の伸びが感じられない、いわゆる“つまった音”にしてしまうことがあります。しかし昨今ではアルミを表面に張った防振素材が主流ですので、ゴムやウレタンが直接音を吸うことが?なくなり、アルミ張りの防振素材は音がつまった感じにはなりにくい傾向があります。(ただしアルミの薄い防振素材は アルミが無いものと大して変わらず、良く音を吸います) それから“良い響きを残して悪い響きだけを取る方が良い” という話も良く聞きます。響きは反射音によって生まれるもので、何かが共振してそれ固有の音を出す事を良い響きとは言いません。例えばアコースティックギターは、木材で出来たボディの中で音が何度も反射を繰り返して残響が伸びます。これが鉄板で出来ていてもほぼ同じ残響となるでしょう。しかし鉄板の生ギターはあまり見かけません。それは鉄板よりも、木材の方か良い共振音を出すためであり、"良い弦の振動+適度なボディの残響+良い共振=良い音" となり、それらのどこが欠けても良いギターの音は生まれないわけです。
翻って車のドアはどうかと言うと、ギターの弦に代わるものがスピーカーなら、良い残響は車によって変わります。しかしながら良い共振を出す素材は車には使われていません。

従ってドア防振に於いては、良い響きを残して悪い響きだけを取る方法と言うのは成立しません。
ましてや CD には残響音まで含めて録音されているのであり、多すぎる部屋の残響は却って邪魔になります。しかもドアは鉄板で出来ています。良い共振音は望むべくもありません。全ての鉄板の共振音は音楽の邪魔をすると考えてよいでしょう。
従ってドア防振は、音がつまった感じにならない限り、やりこむほど良いということになります。多すぎる防振材は素材の吸音が増え、音をつまらせる原因になります。従って、出来るだけ広いエリアを防振する。ただし防振素材の総量は可能な限り少なくする。というやり方が、最も効果的な防振テクニックでしょう。

音をつまった感じにしたくなければ、防振よりも、むしろ注意すべきは吸音をやりすぎないということだと思います。



ドア防振をしましょう。

ドア防振をまだやっていない方、やってみたけど効果が実感できなかった方。 エモーションでドア防振をやってみましょう。
当店では、密着度を上げるために、まずシリコンオフを用いて、ドアの油分を徹底的に取り除いたのち、密着専用の特殊なローラーと、小型ハンマーで小さな打痕を密に打ち付けるという手法で、防振材を張り付けていきます。良く用いられるローラーによる圧着だけではなく、ハンマーで叩くという行為は、叩くことによって一瞬だけ発生する熱が、防振材をまるで塗装したかの如く張り付けることに役立つからです。



エモーションドア防振プランの御提案

エモーションのドア防振は、より安く、より効果的な防振が出来るスタンダードシリーズから、防振、吸音拡散まで処理した PAC シリーズまでがございます。御予算と目的に応じてお選びください。
※価格は全て、左右の価格です。

< スーパースタンダード Ver 2.0 >
¥33,000(税込)


スーパースタンダードVer2.0は、スピーカーの振動が最も強く伝わる部位に防振材を密着させるプランです。スピーカー周辺部と、外鉄板の最も共振する部位、そして内張り裏の最も共振する部位にピンポイントで防振を行う事で、コストパフォーマンスの高い防振を実現しています。


< PAC1(パックワン) Ver2.0 >
¥49,500(税込)

PAC1 Ver2.0は、非常に効果が高く、音質向上が著しい当店で人気No1の防振プランです。ドアのインナー鉄板全面に防振材を圧着し、共振を抑えます。更にアウター鉄板と内張り裏へピンポイントで防振材を密着させる事で、カーオーディオの音が悪いと感じる大きな要因である共振を抑え、クリアなサウンドを得ることが可能です。


< PAC1Plus(パックワン プラス) Ver2.0 >
¥69,300(税込)

PAC1Plus(パックワン プラス)は、PAC1 Ver2.0に加え、内張り裏の全面の防振を行うプランです。内張りが薄い車種では、共振により内張りが第2のスピーカーとして音を出し、濁った雑味のあるサウンドになりがちです。内張りの防振/防音を行うことで、クリアなサウンドに仕上げる事が可能です。


< PAC2(パックツー) >
¥97,900(税込)

PAC2(パックツー)は、ドアのインナー鉄板及びアウター鉄板、ドア内張り裏側の防振を行うプランです。共振箇所のほぼ全てに防振を施し、スピーカーの性能を最大限引き出せるを防振を行います。アウター鉄板の防振により外への音漏れも減らす事が可能です。



エモーションのドア防振はグレードアップが可能です。
例えば、初めにスーパースタンダードをお選び頂き、後からPAC1にグレードアップされる際は、差額分と、ドア脱着費でPAC1へグレードアップが可能です。
但し、PAC2へグレードアップされる場合のみ、それまで施工した防振の一部を剥がす必要がある為、差額に加え、補修費が加算されますのでご注意ください。



様々な車種、パターンを想定して、効果的に音質向上を行えるエモーションのドア防振プラン。
ぜひお試しください。



TEL : 092-939-0789



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