カーオーディオの必需品
デジタルプロッセッサー DSPの極意


標準装備の音の悪い純正ナビ、
外すことのできないこのナビに我慢し続けなければならないのか、
いえ違います。
DSPこと、デジタル・シグナル・プロセッサーを装着することで、
本格的な高音質サウンドを楽しめるようになるのです。
それを詳しく解説していきましょう。

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1990年代初頭に誕生して以来、カーオーディオに革命をもたらしたDSP。
以来、カーオーディオはその限界を超え、ホームオーディオのように音楽を感動的に聴く事が出来るようになりました。

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最初は高価だったDSPも、時代が進むにつれ、普及価格帯の物も増え、今ではナビゲーションに接続できる汎用タイプも多く発売されるに至っています。
カーオーディオは今や、DSP無しには考えられません。カーオーディオを根本から変えたDSPとはどういうものなのか、また、どんな製品があってどう使ったらいいのか、更には装着するにはどのくらいの費用がかかるのか、徹底的に解説いたします。



デジタルプロッセッサー(DSP)を知ろう

DSPの役割


カーオーディオ特有の数々の問題点を解決し、

カーオーディオをホームオーディオのように、音楽を感動的に楽し

むことができるようにする機能です。

DSPは、

今やカーオーディオに必須であると言っても過言ではないでしょう。

カーオーディオに良い音を求めるならば、

まずはDSP機能があることが大前提となります。



カーオーディオの問題点 カーオーディオの音は壊れている

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車の中は、良い音で音楽を聴く環境としては最悪です。
なぜならば、音源に入っている音が、スピーカーから出た途端、完全に壊れてしまっているからです。その理由は次のようなものです。

・左右スピーカーの中心で音楽を聴く事が出来ない。

オーディオは左右スピーカーの中心、できれば左右スピーカーとリスナーが正三角形となる位置で聴く事が、最良のステレオ効果を生み出します。左右の中心で聴けないと言うだけで、ステレオ本来の性能はほとんど発揮できなくなります。

ホームオーディオのレイアウト カーオーディオのレイアウト


・ツイーターやミッドバス等、スピーカーユニットの配置がバラバラ、

ホームオーディオのように、同一面に配置されたスピーカーユニットから音が出て来るのではなく、ドアの足元に付けられたミッドバス、高い位置に付けられたツイーターなど、音が出てくるところがバラバラです。



・ガラスなどの、音を反射する素材が多い。

音が反射すると言うのは、様々な問題を引き起こします。定在波やフラッタリングエコーなど、どれも音を悪くする要素です。
ホームオーディオだと、窓ガラスにカーテンを閉めただけで反射は随分と減りますが、車の場合、フロントウインドウとサイドウインドウにカーテンを付けると交通違反になります。何より前が見えなくなるので運転できません。


車には、この他にも様々な問題があります。
それらが様々な悪影響を及ぼし、どんなにピュアな音がスピーカーから出てきても、たちどころに壊れてしまう訳です。これがカーオーディオの音が悪い原因です。

デジタルプロセッサーとは、このような悪条件を、音声信号面から改善し、壊れた音を元に戻し、ホームオーディオのように音楽をよりピュアに聴く事が出来るようにする為の機械なのです。

まとめるとこうなります。


デジタルプロセッサーは、音に色付けしたり、

純粋さを損なうものではありません。

車ゆえに、壊れてしまった音を、ピュアな状態に修復し、

ホームオーディオのように、

音楽を感動するレベルで楽しむ為の機械です。


DSPの機能 何をする機械なのか

では、デジタルプロセッサーにはどんな機能があるのかを解説しましょう。


タイムアライメント それはカーオーディオに革命をもたらした


タイムアライメントとは、近い方のスピーカーユニットの音の出るタイミングを遅らせて、リスニングポジションでの音波到達時間を一致させる機能の事を云います。
メーカーによっては“タイムコレクション”或いは単に“ディレイ”などと呼ばれます。

カーオーディオの問題点として最も大きいとされるのが、“左右のスピーカーの中心で音を聴く事が出来ない”ことです。

タイムアライメントは、左右スピーカーの距離差による音波到達時間の差を埋める為、近い方のスピーカーから出る音を意図的に遅らせ、リスニングポジションで音の到達時間を一致させようとする機能の事を云います。

近い方のスピーカーから出る音を遅らせ、左右スピーカーの中心で音を聴いているのと同じ状況にする。

こうする事によって、昔のカーオーディオでは望む事も出来なかった、音場や音像定位が現われるようになります。



タイムアライメントが無い場合、(音が非常に悪い)
音は全てスピーカーに張り付いたような感じで聴こえ、ステレオ感がほとんどなく、楽しい感じがかなり薄れます。立体感に乏しく、リアルさが損なわれます。
純正ナビやデジタルプロセッサーの無いナビ、オーディオ。或いはデジタルプロセッサーがあっても、全く調整していない状態であれば、こんな感じで聴こえてきます。これが何もしない場合のカーオーディオ特有の音の鳴り方です。

タイムアライメントが無い場合

タイムアライメントがある場合、(音が非常に良い)
ダッシュボード上に、広い音場が現われます。非常に立体感があります。
アーティストも、あたかも実際に演奏しているかのような位置から聴こえて来る上、音質も生々しく、アーティスト本人が目の前にいるかのようです。臨場感豊かに再生されます。

タイムアライメントがある場合

タイムアライメントは、カーオーディオゆえの問題点、

即ち、左右スピーカーの中心で音を聴く事が出来ないと言う点と、

各スピーカーの装着位置がバラバラであると言う

問題点を解決し、

ホームオーディオのように、

目の前に音場と音像定位を出現させ、音をより生々しく、音楽をよ

り感動的に聴く為に、今や欠く事の出来ない機能です。


デジタルクロスオーバーネットワーク スピーカーごとに適切な役割分担をさせる

通常は単に「クロスオーバー」とか「ネットワーク」などと呼ばれます。
スピーカーは、一つだけでは人間の聴こえる低い音から高い音まで(可聴帯域:20Hz~20kHz)を再生する事が出来ません。従って口径の異なる(得意とする音の高さの異なる)いくつかのスピーカーを組み合わせて、可聴帯域の全てを再生しようとします。それをいくつに分けるかによって、2ウエイとか3ウエイなどと呼ばれます。
通常、カーオーディオのフロントスピーカーは、圧倒的に2ウエイが多く、本当にオーディオや音楽が好きな人が3ウエイを使われる傾向にあるようです。
大きさと得意な帯域が異なるいくつかのスピーカーを組み合わせて、低い音から高い音まで、人間に聴こえる全ての音を出そうと言うのですから、当然、スピーカーに入る音も、それぞれのスピーカーに最も合った帯域に分けてやる必要があります。これを“帯域分割”と言うのですが、それをやる機械がクロスオーバーネットワークです。
クロスオーバーネットワークは、アンプの後で帯域分割を行う“パッシブタイプ”と、アンプの前で帯域分割を行う“アクティブタイプ”とがありますが、デジタルプロセッサーはアクティブタイプの一種で、音声信号がデジタルの状態で帯域分割を行っています。

パッシブタイプのクロスオーバー アクティブタイプのクロスオーバー


デジタルクロスオーバーネットワークは、

パッシブタイプのように固定式ではありません。

車種ごとに異なるスピーカーの取り付け位置に対応し、

より細かに調整できる機能を持ち、

それによって、車種ごとに異なるスピーカーレイアウトに対しても、

適切なクロスポイントを設定することが出来ます。


イコライザー 壊れた音を元に戻す者

・イコライザー

イコライザーは、車の様々な悪要因により、壊れてしまった周波数特性を元に戻す為の機能です。
例えば、低音が足りないとか、高音がうるさい、特にカーオーディオの場合、中低域(100Hz~350Hz)が出過ぎていたり引っこんでいたりと、めちゃくちゃに壊れてしまっている事が多いです。

イコライザー調整画面の例
イコライザー調整画面の例

イコライザーを使う事により、音が良くなる状況には以下のようなものがあります。

○ 車の音響特性があまり良くない場合。
車(車種)そのものの音響特性が良くない場合、壊れてしまう音が増えます。イコライザーを使う事で車の悪い特性を相対化できます。

○ インストレーションが不十分な場合。
インストレーション(取り付け)は、車を、音楽を聴く空間として適切に整える為の音響加工という面を持ちます。これが不十分だと、壊れてしまう音が増える為、イコライザーの重要度は増します。とは言え、十分な音響加工を施そうと思えば、莫大な費用がかかります。お客様の御予算に合わせたインストレーションを行うとすれば、自ずとイコライザーの重要度は上がります。

○ スピーカーの性能が不十分な場合。
純正スピーカーをそのままお使いになる場合などは特にそうですが、スピーカーそのものの性能が悪いと、壊れてしまっている音が非常に多くなります。また、市販のスピーカーでも極端に安い物の場合も同様です。そのような場合でも、音をより良好にしようと思えば、イコライザーが必要です。
  
  


本来、イコライザーは、

壊れてしまった音を元に戻す為に必要な機能であり、

好みの音を作るものとは少し違います。

車の様々な悪要因や、

予算の関係から十分な音響加工が施せない場合などには、

特に欠く事の出来ない機能です。



DSPの種類 ナビ内蔵型と外付型

~~~ナビやヘッドユニット内蔵のDSP~~~


ナビやヘッドユニットにDSP機能を内蔵させた機種があります。現在ではカロッツェリアのサイバーナビシリーズと、ダイヤトーンのサウンドナビシリーズにだけ、フルスペック機能のDSPが搭載されている以外、他のナビやヘッドユニットでは、簡易型のDSPが搭載されています。
このコンテンツでは外部装着タイプのDSPをテーマとしておりますので、以下のコンテンツをご参照ください。





~~~外付けタイプのDSP~~~


今お使いの音楽再生プレイヤー、ナビ、ヘッドユニット、純正ナビを問わず装着できるものを「外付けタイプのDSP」とか「外部DSP」などと呼びます。
音楽再生プレイヤーにDSP機能がなくても、スピーカー出力やRCA出力から音声信号を取り出し、DSPで完璧な調整を施して出力します。

このコンテンツでご紹介するのは、この「外付けタイプ」のDSPです。


外付けタイプDSP アンプ内蔵型とアンプレス型

外付けタイプのDSPには、大きく分けて二種類あります。パワーアンプを内蔵した「アンプ内蔵型」と、パワーアンプを内蔵していない「アンプレス型」です。


~~~~~アンプ内蔵型DSP~~~~~

内部に4チャンネルから8チャンネルのパワーアンプを内蔵したタイプで、機種によりアンプの数は異なります。
当然ながら、アンプの数が多いほど、性能がより高いほど高価になりますが、アンプの数を多く積むことによる大型化を防ぐため、ほとんどの物が小型化可能なD級アンプが搭載されています。

〇長所

・別にパワーアンプを装着する必要はないため、手軽。
・取り付けが簡単であるケースが多く、リーズナブル。

〇短所

・音質面では「アンプレス型」には及ばない場合が多い。
・後でパワーアンプをグレードアップしたくても、装着できない。

MATCH PP-62DPS  Saiaco HSA-300-31  MATCH PP-86DSP  HELIX V-EHGHT DSP


〇内蔵アンプ型DSPの基本的な接続方法
     ・今あるナビの、スピーカー出力、若しくはRCA出力に、DSPを接続します。
     ・DSP から直接スピーカーへと接続されます。
     ・DSP を使用する場合、スピーカーシステムは、マルチアンプシステムで接続されます。


~~~~~アンプレス型DSP~~~~~

パワーアンプを内蔵していないため、スペースのすべてをDSP機能だけで構成することができます。従ってアンプ内蔵型よりも音質面では有利となります。別途パワーアンプを装着する必要がありますが、パワーアンプ自体は安いものだと1万円台からあります。そう考えると、内蔵アンプタイプとあまり変わらない値段で済み、且つより音が良いシステムに出来るという事にもなりますね。


〇長所

・相対的に、アンプ内蔵タイプよりも音が良い。
・パワーアンプをグレードアップすることにより、音を良くしていく楽しみがある。

〇短所

・別途パワーアンプの購入が必要となるため、高価となりがち。
・アンプと一体化されていないため、取り付け費用がかさみがち。

HELIX DSP MINI  HELIX DSP .3  HELIX DSP Pro Mk2  HELIX DSP ULTRA

〇アンプレス型DSPの基本的な接続方法
  ・今あるナビの、スピーカー出力、若しくはRCA出力に、DSPを接続します。  
  ・DSPからRCAケーブルでパワーアンプへと接続されます。
  ・パワーアンプには、接続するスピーカーの数だけのチャンネル数が必要になります。
  ・上図の場合、スピーカーは2ウエイですので4個、従ってアンプは4チャンネルが必要です。
  ・DSPを使用する場合、スピーカーシステムは、マルチアンプシステムで接続されます。



外付けタイプのDSPであれば、今お使いの音楽再生プレイヤーが純正ナビで、しかも市販品に交換できない場合であっても、DSPの優れた音質調整機能を付加することができます。
まずはDSP機能の獲得が、高音質カーオーディオへの第一歩です。


では、DSPを導入するのに、どのくらいの費用が掛かるのか、お勧めのDSPと共を解説しましょう。

とことん低価格をお求めであれば、激安のDSPもありますが、昨今この分野では極端な低価格品は極めて品質が悪く、装着後、トラブルの連続に見舞われたり、思っていたほど音質が向上しなかったりします。
その為、信頼のおける実績の高いメーカーのものをお勧めします。その前に‥‥


実はDSPは… アンプ内蔵機よりも、アンプレス機+パワーアップの方がお得と言う事実


DSPを導入される際には、アンプ内蔵機の方が低価格でお手軽、アンプレス機の方が効果であるという認識が一般的ですが、現在のラインナップを考察すると、実はアンプレス機に格安のアンプを組み合わせて用いた方が、より高音質な上、費用もほとんど変わらないという事がわかってきます。
エモーションで最もお勧めすることの多い、ヘリックスやマッチなどのブランドを擁するオーディオフィッシャー社の製品で比較してみましょう。

まず比較するものは、アンプ内蔵機の MATCH PP-62DSP と、アンプレス機の HELIX DSP MINI にカロッツェリアの格安小型アンプ、GM-D1400Ⅱ を組み合わせたもの。


全てのスペックではなく、比較に重要なスペックだけを抜き出してみました。
一目瞭然だと思いますが、以下に解説を述べておきます。

〇 プロセッサー性能
細かいところまで申し上げませんが、この数値が高いほど、音は良くなると思っていただいて構いません。
表を見れば、PP-62DSP よりも HELIX DSP MINI のほうが高いことが判ります。

〇 ADコンバーターとDAコンバーター
AD コンバーターとは、ナビやオーディオから入力されたアナログ信号を、DSP内で処理するためにデジタル信号へと変換する機器の事で、逆にDAコンバーターはDSP内で処理を終えたデジタル信号をアナログへと変換する機器の事です。
これらの性能は両者とも違いがありません。

〇 アンプ出力
これはカロッツェリア GM-D1400Ⅱ の方が上回っています。
後程述べますが、出力だけではない、音質の部分に於いても、PP-62DSP に内蔵されたアンプよりも、GM-D1400Ⅱ の方が音は良いと私は感じます。

〇 最大システム規模
これは出力チャンネル数によって決定づけられますが、どちらもフロント2WAY+サブウーファーまでが限界という所は同じです。
勘違いしやすいのは PP-62DSP の出力が8chとなっているため、一見フロント3WAY+サブウーファーが可能なように思えますが、PP-62DSP の8アンプのうち、4chはサブウーファー専用です。従ってスピーカーに振り分けできるのは4chまで。これだと2WAYスピーカーを駆動することが限界となります。

〇 ハイレゾ再生
ハイレゾ音源の再生は、サンプリング周波数 96kHz までできれば十分で、寧ろ 192kHz はいらないとまでいう人もいます。ただしこれには様々なご意見もあるでしょうが。
PP-62DSP の場合は 48kHz が限界で、96kHz や 192kHz の音源を入力した場合でも、48kHz にダウンサンプリングされてしまいます。この点からも、96kHz まで再生できる HELIX DSP MINI の方が有利です。

〇 カタログ価格
カタログ表示された価格、要するに定価は、PP-62DSP の場合で 104,500円、HELIX DSP MINI+カロッツェリア GM-D1400Ⅱ の合計だと 94,600円です。
HELIX DSP MINI+カロッツェリアGM-D1400Ⅱ の場合は、パワーアンプを別に装着する方式ですので取り付け費は若干上がると思いますが、それでもトータルコストはほとんど変わらないと思います。その上で、音質面では大きな差が出ます。


では、もう一つ上のランクのもの、アンプ内蔵機は MATCHのPP-86DSP、アンプレス機は HELIX DSP.3+カロッツェリア GM-D1400Ⅱ で比較してみたいと思います。



この場合には、価格はアンプレス機の方が若干高くなります。しかし先ほどのHELIX DSP MINI と比べ、HELIX DSP.3 は、単一比較した場合の音質が圧勝だと思います。
ましてや、プロセッサー性能や AD/DAコンバーターの性能で劣る PP-86DSP では、音質面で対抗しようがないと思います。
アンプ出力でこそ、PP-86DSP が上回っていますが、GM-D1400Ⅱ は、この手の超小型低価格パワーアンプの中では最も高音質なものの一つです。
従いまして、価格が僅か上回っても、やはり、アンプレス機である HELIX DSP.3 とカロッツェリア GM-D1400Ⅱ の組み合わせの方が、遥かにお得という事になります。

では、このカロッツェリアGM-D1400Ⅱ と言うアンプ、いったいどういうアンプなのでしょうか。

カロッツェリアGM-D1400Ⅱ
カロッツェリアGM-D1400Ⅱ

このように、非常に小さなものです。筆箱くらいの大きさでしょうか。
カタログ価格は 17,600円、乱暴な言い方ですが、焼肉三回分程度です。(低価格な食べ放題なら4.5回分くらいですか?)

・定格出力 45W×4ch(4Ω)、45 W×4 ch(2Ω)/90 W×2 ch(4Ω)

エモーションで、超小型・低価格パワーアンプの試聴テストを行ったところ、このGM-D1400Ⅱが頭二つ分抜けて音が良かったので、不思議に思い、製造元のパイオニア社に尋ねましたところ、このアンプは、普段ハイエンドクラスのパワーアンプを担当されている凄腕設計者の手によるものだと教えられました。
道理で、小型低価格の割には音が良いはずです。

アンプ内蔵機ではなく、同じくらいの金額でアンプレス機+GM-D1400Ⅱの組み合わせを導入しておき、もっと良い音が欲しくなった時には、パワーアンプをより強力なものへと買い替えても、GM-D1400Ⅱの価格は焼肉3回分程度。
もしアンプ内蔵機を購入し、後でもっとパワーアップしたくなった場合には、DSPもアンプレス機の交換しなければならなくなります。

つまり、価格と音質の両面で単一比較した場合においても、システムアップをする場合においても、DSPはアンプレス機を選んでおいた方が、お得になるという事になります。



DSPは、

アンプ内蔵機よりもアンプレス機の方がよりお得でより高音質

ご予算があまりない場合は、

高音質な低価格アンプとの組み合わせで、

アンプレスDSPを導入しておこう。

より高音質なパワーアンプへのグレードアップも可能となる。



アンプレスDSPに組み合わせるパワーアンプは… 当然ながら、より良い方が音は良くなるのであります。


パワーアンプは、物量を投入したものの方が音は良くなります。
物量投入すると、当然ながら価格は高くなります。
従いまして、残念ながら、パワーアンプは多くの場合、価格が高いものの方が音は良い傾向があります。
ただし稀に、価格が高くても、あまり良く無いアンプも見受けられますが、そういったものは設計者のセンスがないか、製造コストに対して不当に高値を付けているアンプだと言えます。無論、そういうものをお勧めすることはまずありません。
つまりパワーアンプの音質は、皆さまのご予算で決まるという事になります。

ただし!スピーカーとの組み合わせは、その限りではありません。
スピーカーと出来るだけ良い組み合わせとなるアンプを選ぶことによって、価格を超えた音質とすることも可能です。

パワーアンプに関しましては、別のコンテンツで解説いたします。




エモーションでよくお勧めしているパワーアンプ


カロッツェリア GM-D8400  カロッツェリア PRS-D800  カロッツェリア RS-A99X ステッグ QM75.4  MTX JH3004 ロックフォード・フォズゲート T600-4 ザプコ ST-4X SQ  ザプコ Z150.4Ⅱ  ARC AUDIO 4100SE Trad
ヘリックス C-FOUR  シンフォニ Presision one  プラックス GX2400



では紹介しましょう。 エモーションのDSP特価システム


~~~DSPを導入する人のための、最初の一歩プラン~~~

DSPを導入するに際して、可能な限りご予算を押さえたい。それでも良い音は欲しい。また将来的なグレードアップの可能性も維持したい。
そのようにお考えの方のために考えたシステムです。

「DSP最初の一歩プラン」は全てアンプレスです。

組み合わせるパワーアンプには、アルパインのKTP-600を用いています。

以前はGM-D1400ⅱを採用しておりましたが、近年のハイブリッド車、電気自動車普及に伴い、アンプゲインのないD1400ⅱは音楽無音時の待機ノイズが気になるというお声が多く同様のサイズでアンプゲインのあるKTP-600に変更しております。

導入時からもっと良いパワーアンプをご希望される場合は、差額にて変更いたします。



パワーアンプについて、詳しくお知りになられたい方は、
以下のコンテンツをご覧ください。






DSPプラン1 DSP MINIシステム

最もお安く、最もお手軽、しかしその音は本格的HiFiサウンド

HELIX DSP MINI Mk2(ヘリックス・DSP・ミニ マーク2)は、非常に小型のため収納性が良く、どのような車種にも装着可能です。
DSPの性能は、64bit/295MHz(この数値が大きいほど高い性能、即ち音が良いと考えて結構です)、これは上位機種のDSP.3やDSP PRO Mk3と同じです。入力4チャンネル、出力6チャンネルと言うのは、フロント3ウエイのみ、またはフロント2ウエイ+サブウーファーと言うシステムが限界となります。

DSP MINI Mk2システム

フロントスピーカーは2ウエイで十分、
やってもサブウーファーを追加する程度、
とにかく純正の音が悪くて我慢ならない、
そうお考えの方にお勧めのプランです。


これらすべての機器と、その取り付け費、音質調整料まで含めて、
¥176,000(税込) ¥160,000(税抜)
通常価格¥198,000(税込)



DSPプラン2 DSP.3Sシステム

高音質システムの要、最初にこれを導入すれば、ハイミドルクラスまで行ける

HELIX DSP.3は、ヘリックスのアンプレスDSPシリーズの中核機です。DSP MINIとの違いは、入力部のADコンバーターと、出力部のDAコンバーターが、共に32bitタイプとなっている点です(DSP MINIは24bitタイプ)入力6チャンネル、出力8チャンネルですのでDSP MINIよりも1システム分多く、フロント3ウエイ+サブウーファーと言う、カーオーディオでの最大規模のシステムまでが構築できます。今エモーションで最もお勧めしているDSPプランです。

DSP.3Sシステム

フロントスピーカーは3ウエイまで欲しい、
純正が3ウエイ構成の車に乗っている、
少しずつシステムアップしていきたい、
そうお考えの方にお勧めのプランです。


これらすべての機器と、その取り付け費、音質調整料まで含めて、
¥214,500(税込) ¥195,000(税抜)
通常価格¥247,500(税込)



DSPプラン3 DSP PRO Mk3システム

最高音質が欲しい!ハイエンドへの第一歩としたい、そんな方に。

DSPの性能は、そのスピード如何で決まります。これは音質も同様です。
HELIX DSP PRO Mk3 (ディーエスピー・プロ・マーク3)は、このDSPを2基掛けしています。これが如何にすごいことかは、パソコンでデュアルCPU経験されたことのある方でしたらすぐにお判りでしょう。これはDSPを3基掛けしたBLAX DSP に次ぐ性能です。BLAX DSP が82万円なのに対し、HELIX DSP PRO Mk3 は19万円。価格差は大きいですが、音質差は僅かです。ハイエンドクラスの音を目指す方には、最低限でも選んでおくべきDSPです。

DSP PRO Mk3システム

フロント3ウエイまで行く、
良い音が欲しい、
とにかく最高の音質を、
そうお考えの方にお勧めのプランです。


これらすべての機器と、その取り付け費、音質調整料まで含めて、
¥286,000(税込) ¥260,000(税抜)
通常価格¥310,000(税込)




DSPプラン4 DSP ULTRAシステム

とにかくハイエンド!そんな方に。

HELIX DSP ULTRA(ヘリックス・ディーエスピー・ウルトラ)は、DSP PRO Mk3の上位機種です。DSP PRO Mk3と同様、デュアルDSPを搭載し、様々な高級パーツを投入したヘリックスブランド最高峰のDSPです。
ハイエンドシステムを目指す方にお勧めしたいDSPです。

DSP ULTRAシステム

最高音質が欲しい。
とにかく良い音にしたい。
ハイエンド級の音にしたい。
そうお考えの方にお勧めのプランです。
音質は圧倒的の一言!


これらすべての機器と、その取り付け費、音質調整料まで含めて、
¥324,500(税込) ¥295,000(税抜)
通常価格¥363,000(税込)




DSPプラン 低価格・アンプ内蔵機

ヘリックスのアンプ内蔵機、M-FOUR DSPは、名作パワーアンプM-FOURにDSP機能を持たせた存在です。またそのDSP機能は、同社上位モデルとほぼ同じ機能。これまでアンプ内蔵DSPには付属していなかったRCA出力も搭載されていますので、後でもっと良いパワーアンプを装着することも可能です。恐らく、低価格アンプ内蔵DSPの中では、現在最も優れたものの一つでしょう。



これらすべての機器と、その取り付け費、音質調整料まで含めて、
¥154,000(税込) ¥140,000(税抜)
通常価格¥176,800(税込)




DSPプラン 低価格・アンプ内蔵機 6ch対応

ヘリックスのアンプ内蔵機、M-SIX DSPは、名作パワーアンプM-FOURにDSP機能を持たせ、更に6チャンネル化した存在です。またそのDSP機能は、同社上位モデルとほぼ同じ。これまでアンプ内蔵DSPには付属していなかったRCA出力も搭載されていますので、後でもっと良いパワーアンプを装着することも可能です。
恐らく、低価格アンプ内蔵DSPの中では、現在最も優れたものの一つでしょう。純正が3ウエイシステムであるBMWやBMW MINI、その他欧州車への装着に最適です。



これらすべての機器と、その取り付け費、音質調整料まで含めて、
¥176,000(税込) ¥160,000(税抜)
通常価格¥198,000(税込)





音の悪い純正オーディオで音楽を聴かない。外部入力でもっと良い音を楽しむ

~~~オプション・外部入力~~~
DSPには外部入力が存在します。そこへスマホやDAP(ダップ:デジタル・オーディオ・プレイヤー、ウオークマンのようなものを指します)を接続して音楽を楽しむことができます。
スマホやDAPに、お好きな音楽をたくさん入れてDSPシステムへ接続されますと。純正オーディオとは比較にならない高音質を楽しめるようになります。

DSPシステム オプション



外部入力をするために必要なパーツ

デジタルインプット(USB)を可能にするオプションモジュール

USB HD AUDIO INPUT MODULE

ヘリックスの DSPに、USBを直接入力できるようにするためには、別売の、USB HD AUDIO INPUT MODULE(ユーエスビー・エイチディーオーディオ・インプット・モジュール)を装着する必要があります。
他には、HELIX以外のメーカーから発売されているDDC(デジタル・デジタル・コンバーター)を用いて、USB出力を光デジタル端子か、同軸デジタル端子に変換する方法がありますが、このモジュールを用いた方が安上がりです。
これを用いることで、スマホやDAP、タブレットなどのUSB端子からDSPへ入力することが可能となります。
ただし、純正ナビ・オーディオを経由しない音楽ソースになりますので、ボリュームコントローラーを別途装着する必要があります。


外部入力専用のボリュームコントローラー

HELIX URC-3

DSPへ外部入力を接続し、スマホやDSP、タブレットなどで音楽を楽しむ場合、専用のボリュームコントローラーが必要になります。それがHELIX URC-3です。
URC-3は小型でどこにでも装着可能ですので、運転中でも手の届きやすいところ、それでいて目立たないところなどにも装着できます。

価格はずっと高くなりますが、ご予算のある方なら、ハイグレードタイプのコントローラー、DIRECTOR(ディレクター)もよいでしょう。

HELIX DIRECTER
HELIX DIRECTER


URC-3のモード切り替えスイッチは、音質調整の切り替えに設定する。
ソース切り替えはオート。

URC-3にはモード切り替えスイッチというものがついており、
これはPCを用いた設定で、ソース切り替えや音質調整の切り替えなどに設定できるのですが、このシステムの場合、音が悪く、しかもエフェクトをかけてある場合の多い純正ナビ・オーディオと、基本的にエフェクトのかかっていないスマホやDAPの場合、同じ音質調整で音楽を再生することができません。
そこで、純正ナビ・オーディオ用と、外部入力用とで二種類の調整を記録しておき、モードスイッチで切り替えできるようにしておきます。

このモードスイッチは、二種類の音質調整切り替えに用います。一つは純正ナビ・オーディオ再生時、もう一つが外部入力再生時です。

また、ナビ・オーディオと外部入力の切り替え、いわゆるソース切り替えは、オートで行われます。従ってスイッチ操作は不要です。外部入力がプライオリティーとなっており、外部入力をオフにした時だけ、ナビ・オーディオが再生されます。



外部入力オプションの価格

全て取り付け費込の価格です。DSPプランの料金に加算してお考えください。

      コントローラーにURC-3を用いる場合      

HELIX URC-3  USB HD AUDIO INPUT MODULE  オーディオ取り付けインストール

DSPシステムとの同時施工の場合、¥57,200(税込)

DSPシステムと別施工の場合、¥63,800(税込)


     コントローラーにDIRECTERを用いる場合     

HELIX DIRECTER  USB HD AUDIO INPUT MODULE  オーディオ取り付けインストール

DSPシステムとの同時施工の場合、¥96,800(税込)

DSPシステムと別施工の場合、¥104,500(税込)





デジタルプロセッサー単体機は、今あなたがお悩みの車の音質改善に、決定的な効果を発揮します。


デジタルプロセッサー単体機は、PCを用いて、専用ソフトウエアにて調整されます。
取り付け後はエモーションにて完璧に調整され、お客様にお渡しいたします。


また、エモーションでは、調整後、エージングに伴う音質の変化に対応する再調整も、無料で行っております。安心してお任せください。

無料調整の条件

〇 エモーションで指定のオーディオ機器をご購入、取り付けされた方。

以下のプランを施工された方、或は以下の危機をエモーションにて装着された方に限定されます。また、それ以前にお持ちの機器、例えば、ナビやスピーカーを他店様でご購入取り付けされていた、或はご自分で取り付けされていた場合であっても、以降の施工を全てエモーションにお任せいただける場合は、調整料無料となります。

・エモーションにてスピーカー交換プランを施工された場合。
・エモーションにてDSPを導入された場合。
・エモーションにて、ナビを装着された場合。

〇 ご注意:調整無料ではなくなる場合
上記の施工をエモーションで行われた後、新たなオーディオ機器を他店様で装着された、或はご自身で装着された場合は、無料調整がなくなります。

〇 無料調整の期限と限度
期限は、エモーションで施工されたお車を乗り換えられるまで。お乗り換え後も再びエモーションにてカーオーディオをコーディネートさせていただけるのであれば、無料調整は継続します。
限度は月に一回まで。



高音質なカーオーディオで、

音楽を楽しむなら、

DSP機能は無くてはならないものです。

もしあなたのカーオーディオに、DSP機能が付いていなければ、

まずはDSPの装着から始めましょう。

DSPがあるのと無いのとでは雲泥の差が出ます。

エモーションはDSPの選定から、

装着、音質調整、アフターに至るまで、

万全の態勢でサポートいたします。





TEL 092-939-0789


MAIL